空音開発Kuon R&D
録音機材 · 2026.04.18

音声ファイルのサンプルレート変換を無料でする方法【インストール不要・ブラウザ完結】

44.1kHz と 48kHz の変換を、ソフトを入れずにブラウザだけで行う手順です。WAV のサンプルレートとビット深度を変えて、そのまま書き出せます。ファイルは端末から出ません。

目次

この記事の執筆者・開発者

朝比奈 幸太郎

音楽制作・オーディオエンジニアリングを長年手がける空音開発の運営者。

このブログで紹介する KUON RESAMPLER は、筆者・朝比奈幸太郎が自ら設計・開発したツールです。

「サンプルレート変換を、数学的に正しく・誰でも無料で」という思想のもと、Sinc補間×Kaiser窓アルゴリズムをブラウザ上に実装しました。

⚠ 無料提供について(重要)

現在、KUON RESAMPLERは完全無料でご利用いただけます。

ただし、サービスの内容・価格は予告なく変更となる場合があります。

将来の提供の形は変わる可能性があります。

「96kHzで録音した素材を映像用に48kHzへ変換したい」
「ハイレゾ音源をCDクオリティに落としたいが、音質を妥協したくない」
「SoXやAudacityは面倒。
ブラウザだけで完結させたい」
そのすべてに応える答えが、数学的に最適なブラウザ完結リサンプラーです。

インストールも会員登録も不要。
完全無料で、今すぐ使えます。

サンプルレート変換とは何か?

なぜ「品質」が問題になるのか

音声ファイルのサンプルレートとは、1秒間に何回音を記録するかを示す数値です。

CDは44.1kHz、映像・放送は48kHz、ハイレゾ音源は96kHz〜192kHzが一般的です。

異なるサンプルレートのファイルを扱う場面では、必ず変換処理が必要になります。

しかし、サンプルレート変換は「ただ数値を変えるだけ」ではありません。

変換アルゴリズムが貧弱だと、折り返しノイズ(エイリアシング)と呼ばれる不自然な高周波ノイズが混入します。

特にダウンサンプリング(高いサンプルレートから低いサンプルレートへの変換)では、アンチエイリアスフィルタの品質がそのまま出音に直結します。

「アップサンプリングで音質は良くなる?」

正直にお答えします

いいえ。
アップサンプリングで「失われた高周波成分」が復活することはありません。

44.1kHzで録音された音声には、22.05kHzまでの情報しか含まれていません(ナイキスト定理)。

これを96kHzにアップサンプリングしても、22.05kHz以上の帯域には何も存在しません。

リサンプラーが行うのは、既存のサンプル点の「間」を数学的に正確に補間することです。

新しい情報を生み出すわけではありません。

KUON RESAMPLERは「アップサンプリングで音質が向上する」とは言いません。
なぜなら、それは真実ではないからです。

それでもリサンプリングが必要な

3つの正しい理由

01

フォーマット要件を満たす

映像制作では48kHzが標準です。

CDマスタリングでは44.1kHzが必須です。

96kHzで録音した素材を納品するには、正確なサンプルレート変換が不可欠です。

これが最も一般的なリサンプリングの用途です。

例:96kHz で録音 → CD 用に 44.1kHz へ変換 / 映像用に 48kHz へ変換

02

⚙ プラグイン処理精度の向上

DAW内でEQやコンプレッサーなどのプラグインを使う際、より高いサンプルレートで処理するとエイリアシングが減少します。

これは「内部オーバーサンプリング」と呼ばれ、多くのプロ用プラグインが採用している手法です。

例:44.1kHz のセッションを一時的に 88.2kHz にアップサンプリング → プラグイン処理 → 44.1kHz に戻す

03

ダウンサンプリング時の品質保持

ハイレゾ音源(96kHz / 192kHz)をCD品質(44.1kHz)に変換するとき、低品質のリサンプラーを使うと折り返しノイズが発生します。

KUON RESAMPLERはKaiser窓付きSincフィルタで-120dBのストップバンド減衰を実現しています。

原音のクオリティを、数学的に保証します。

例:192kHz のマスター → 配信用 44.1kHz に変換 エイリアシングなし、透明な変換

KUON RESAMPLER とは?

数学的に最適なブラウザ完結リサンプラー

KUON RESAMPLERは、Sinc補間 × Kaiser窓という音響工学的に最も正確なアルゴリズムをブラウザ上で実装したサンプルレート変換ツールです。

ファイルをドロップして変換先のサンプルレートを選ぶだけで、プロクオリティの変換が完了します。

価格は ¥0(完全無料)。

インストールは 0回(一切不要)。

出力品質は 32-bit float ダイナミックレンジ完全保持。

SoXやAudacityと同等以上の変換品質が、ブラウザだけで手に入ります。

6つの特長 なぜKUON RESAMPLERが選ばれるのか

∿

Sinc補間 × Kaiser窓

理論的に最適な帯域制限フィルタ。

線形補間やスプラインでは得られない数学的正確さを実現します。

◎

3段階の品質プリセット

Standard(32タップ)/ High(64タップ)/ Ultra(128タップ)。

用途に応じて速度と品質のバランスを選択できます。

アンチエイリアスフィルタ

ダウンサンプリング時、自動的にカットオフ周波数をスケーリング。

折り返しノイズを-120dBまで抑制します。

完全ブラウザ処理

すべての計算がブラウザ内で完結します。

音声データはサーバーに一切送信されません。

WAV / FLAC / MP3 入力対応

ブラウザが対応するすべてのオーディオ形式をデコード。

出力は32-bit float WAVです。

32-bit Float 出力

変換後も最大限のダイナミックレンジを維持。

後続の処理で品質が劣化しません。

KUON RESAMPLER を無料で試してみる →

たった3ステップ 変換の始め方

  1. 音声ファイルをドロップ WAV / FLAC / MP3 / AAC / OGGなど、あらゆる形式に対応しています。
    インストールは一切不要。
    ブラウザで開くだけです。
  2. サンプルレートと品質プリセットを選択 44.1k / 48k / 88.2k / 96k / 176.4k / 192kHzから変換先を選びます。
    品質はStandard / High / Ultraの3段階から選択できます。
  3. 変換してダウンロード 32-bit float WAVで出力されます。
    ダイナミックレンジを完全に保持したまま、プロクオリティのファイルが手に入ります。

品質プリセット詳細比較

用途によって最適なプリセットは異なります。

迷ったときは High を選べば、ほぼすべての用途で業務で通る品質の結果が得られます。

プリセットタップ数ストップバンド減衰処理速度おすすめ用途
Standard32タップ-80dB⚡ 高速プレビュー・確認用
High64タップ-100dB標準音楽制作・映像納品
Ultra128タップ-120dB最高品質マスタリング・リファレンス

SoX・Audacity・オンラインツールとの比較

機能・条件KUON RESAMPLERSoXAudacityオンラインツール
インストール不要✔✗✗✔
サーバー送信なし✔✔✔✗
Sinc補間✔✔✔?
Kaiser窓✔✔✗✗
品質プリセット選択✔ 3段階✗✗✗
32-bit Float出力✔✔✔✗
完全無料✔✔✔△

対応フォーマット・サンプルレート

入力できるファイル形式と、変換先として選べるサンプルレートは以下のとおりです。

WAV 入力

FLAC 入力

MP3 入力

AAC 入力

OGG 入力

44.1kHz 出力

48kHz 出力

88.2kHz 出力

96kHz 出力

176.4kHz 出力

192kHz 出力

こんな方に最適です

映像制作者

96kHz録音を48kHzに変換する必要がある方。

納品フォーマットへの変換をブラウザだけで完結させたい方。

マスタリングエンジニア

ハイレゾマスターからCD品質を作成する方。

エイリアシングなしの透明な変換が必要な方。

音楽制作者・DAWユーザー

DAWのプロジェクト間でサンプルレートを合わせたい方。

オーバーサンプリング処理のワークフローに組み込みたい方。

オーディオファイル

フォーマット変換時に品質を妥協したくない方。

SoXの代わりにブラウザで手軽に使いたい方。

よくある質問
アップサンプリングで本当に音質は良くなりますか

なりません。44.1kHz の音声を 96kHz にしても、22.05kHz 以上の成分が新しく生まれることはありません。ただし DAW のプラグイン処理でオーバーサンプリングとして使う場合は、エイリアシングを減らす実質的な意味があります。

ダウンサンプリングで音質は劣化しますか

正しいアンチエイリアスフィルタを使えば、理論上は劣化しません。Ultra モードはストップバンド減衰が -120dB で、人の聴覚の限界を大きく超える精度で変換します。

44.1kHz と 48kHz はどちらが音質的に優れていますか

差はありません。どちらも人の可聴域 20Hz から 20kHz を十分に覆っています。選ぶ基準は用途です。音楽制作と CD なら 44.1kHz、映像と放送なら 48kHz が標準です。

Standard と High と Ultra は何が違いますか

フィルタの長さ(タップ数)が違います。多いほど遮断が急になり、エイリアシングの抑制が上がります。Standard は 32 タップで -80dB、High は 64 タップで -100dB、Ultra は 128 タップで -120dB です。通常は High で足ります。

音声データはサーバーに送信されますか

されません。処理はすべてブラウザの中で完結します。音声が回線を通って外に出ることはありません。

対応しているファイル形式は何ですか

WAV、FLAC、MP3 を読み込めます。書き出しは 32-bit float に対応しています。

SoX や Audacity と比べて何が違いますか

インストールが要らず、頁を開いたブラウザの中だけで処理が終わる点です。変換の考え方そのものは同じで、Sinc 補間と Kaiser 窓を使っています。

無料で使えますか

現在は無料でお使いいただけます。将来の提供の形は変わる可能性があります。

まとめ 正直で、数学的に正確なリサンプラー

「アップサンプリングで音質が向上する」という誇大広告を、KUON RESAMPLERは一切しません。

その代わり、サンプルレート変換が本当に必要な場面で、数学的に最適な処理を提供します。

Sinc補間×Kaiser窓、-120dBのストップバンド減衰、32-bit float出力。

これらすべてが、インストール不要・完全無料でブラウザから使えます。

SoXやAudacityの代替として、映像制作・マスタリング・DAW作業のあらゆる場面で活躍します。

将来的な有料化が検討されている今、試すなら早いほどお得です。

ファイルをドロップするだけ。
それだけで、プロの変換品質が手に入ります。

数学的に正確なリサンプリングを、

無料で。
今すぐ。

ファイルをドロップ。

サンプルレートを選ぶ。

変換してダウンロード。

それだけで、プロクオリティの変換が完了します。

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