空音開発Kuon R&D
録音機材 · 2026.08.28

マイク付きイヤホンのおすすめ5機種。通話・Web会議で聞き返されない選び方

選び方の主役は音質より「相手にどう聞こえるか」です。ビームフォーミングや通話ノイズリダクションの見方を整理し、有線の定番からAZ100まで、通話・会議の5機種を比較します。

この記事は広告を含みます
目次

マイク付きイヤホンは、いま「聴く道具」であると同時に「話す道具」です。
通話、Web会議、オンライン授業、ゲームのボイスチャット。
そして選び方の主役は、音質よりも相手にどう聞こえるか
この記事では、録音の現場で音響機材を扱ってきた立場から、マイク性能の見方と、通話・会議で失敗しない5機種を解説します。
各機種には販売ページを並べてあるので、その場で価格を見比べられます。

読者
会議で「聞き取りにくい」と言われます。イヤホンを変えれば直りますか

多くの場合、直ります。聞き返される原因は声の大きさではなく、周囲の雑音と反響がマイクに混ざることです。通話用のマイク処理を持つイヤホンは、あなたの声だけを抜き出して相手に届けます。「話す品質」は機種ではっきり差が出る領域です。

筆者

マイク性能の見方 (3つの仕組み)

ワイヤレスイヤホンのマイクは本体の小さな穴に仕込まれており、性能は穴の数ではなく処理の仕組みで決まります。

マイク性能を支える仕組み
仕組み働き
複数マイク (ビームフォーミング)口の方向の音だけを狙って拾う
通話ノイズリダクション (ENC)周囲の騒音を演算で取り除く
骨伝導・振動センサー声帯の振動から「本人の声」を識別する

製品ページで「通話」「マイク」の項目にこれらの記載があるかが、選ぶときの目印になります。

有線という堅実な答え (Web会議の安定志向)

在宅のWeb会議が主戦場なら、有線のマイク付きイヤホンは今も合理的です。
電池切れがなく、接続トラブルもなく、遅延もない。

ソニー
SONY MDR-EX155AP
4.5編集部の推し度
製品のポイント

リモコンとマイクを備えた有線カナル型イヤホンの定番です。スマホに挿すだけで通話と音楽に使え、充電もペアリングも要りません。カラーバリエーションが豊富で、テレワークの通話用から日常のリスニングまで、確実に動く有線の安心感で長く選ばれています。軽量で持ち運びやすく、予備の一本として常備する人も多い実用機です。

リモコン・マイク付き有線イヤホンの定番です。挿すだけで確実につながる安心感は会議の資産で、テレワークの「予備の1本」としても優秀です。カラーも豊富です。

価格と在庫は各販売店でご確認ください

ワイヤレスの4機種 (用途別)

通話重視の2機種
項目WF-C710NAZ100
位置づけ手頃な全部入り通話品質の到達点
向いている人通勤も会議も1台で声の仕事・重要な商談がある人

毎日の会議が中心なら、通話処理に定評のあるAZ100への投資が効きます。

SONY WF-C710N
ソニー
SONY WF-C710N
4.5編集部の推し度
製品のポイント

デュアルノイズセンサー方式の高性能ノイズキャンセリングを搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。2つのマイクで騒音を集め、デジタル処理で高精度に打ち消します。風ノイズを抑える構造も備え、この価格帯のノイズキャンセリング入門として完成度の高い一台です。外音取り込みやアプリでの調整にも対応し、通勤通学の毎日で頼れる存在です。

騒音を抑える機能と通話用ノイズリダクションを両立した売れ筋です。リモート会議・通勤・音楽鑑賞を1台でまかなう「最初のマイク付きワイヤレス」に向きます。

価格と在庫は各販売店でご確認ください
Technics EAH-AZ100
テクニクス
Technics EAH-AZ100
4.5編集部の推し度
製品のポイント

高級有線イヤホンに使われてきた磁性流体ドライバーをワイヤレスで搭載した音質特化機です。振動板の動きを滑らかに制御する方式で、クリアさと臨場感を高めています。前モデルから大幅に小型化された筐体は耳にすっぽり収まり、通話やノイズキャンセリングなどの機能面も充実しています。音質を軸に完全ワイヤレスを選び直したい人の現行世代の答えです。

発話者の声を識別して抜き出す通話技術で高い評価を得ている上位機です。騒がしい場所からの通話でも声がクリアに届く性能は、声で信頼を作る仕事の道具になります。

価格と在庫は各販売店でご確認ください
Anker Soundcore Liberty 5 Pro
Anker
Anker Soundcore Liberty 5 Pro
4.5編集部の推し度
製品のポイント

9.2ミリの大口径ドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホンの上位機です。歪みを抑えながら迫力の低音とクリアな中高域を両立し、立体音響の再生にも最適化されています。AI処理用の専用チップを搭載し、ノイズキャンセリング・通話・音質のすべてを高い水準でまとめた一台です。長時間再生にも対応し、旗艦クラスの体験を求める人の選択肢です。

多数のマイクとAI処理で通話ノイズを抑える、価格対性能の代表格です。長時間の電池持ちも会議続きの日に効きます。

価格と在庫は各販売店でご確認ください
HUAWEI FreeClip
HUAWEI
HUAWEI FreeClip
4.5編集部の推し度
製品のポイント

耳たぶに挟むイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホンです。形状記憶合金を使ったC字ブリッジ構造で安定した装着感を実現し、耳をふさがないため周囲の音が自然に聞こえます。ケース込みで最大36時間の長時間バッテリーと急速充電に対応し、ながら聴きの代表格として支持されています。耳の穴に入れない構造のため、カナル型の圧迫感が苦手な人の答えになります。

耳をふさがないイヤーカフ型です。在宅会議で宅配のチャイムや家族の声を聞き逃さず、長時間着けても耳が疲れません。「会議のある日中ずっと着けている」働き方への回答です。

価格と在庫は各販売店でご確認ください

迷ったら、この1台から

価格は日々変動します。
各機種のカードのボタンから、今日の価格を見比べてください。

ワイヤレスイヤホンのマイクはどこにあるのですか

本体表面の小さな穴の奥にあります。軸 (ステム) の先端や本体の外側面など複数箇所に配置され、口元にマイクがなくても複数の穴で声の方向を捉える設計です。手で穴を覆うと相手に聞こえにくくなるので、通話中に本体を触る癖がある人は注意してください。

有線のイヤホンマイクがPCで使えません

PCのジャックが4極 (マイク対応) かを確認してください。マイク端子とヘッドホン端子が別々のPCでは、4極を2つに分ける分岐アダプタで解決します。それでも駄目なら、アプリの入力デバイス設定を確認してください。

骨伝導タイプにもマイク付きはありますか

あります。耳をふさがない骨伝導は「周囲の音を聞きながら話す」現場作業や自転車通勤との相性が良い方式です。骨伝導の選び方は専用の記事にまとめています。

ヘッドセット (マイクアームつき) とはどちらが良いですか

長時間の配信やサポート業務のように「話し続ける」用途ならヘッドセットの口元マイクが有利です。会議と日常を1台で兼ねるなら、この記事のイヤホン型が身軽です。さらに上の声の品質を目指すなら、USBマイクという選択肢もあります。

あわせて読みたい

聞こえ方は自分の体験ですが、聞こえさせ方は相手への礼儀です。
マイク付きイヤホンは、その礼儀の道具です。

この記事を公開している空音開発 (Kuon) は、ブラウザだけで完結する録音・音響の専門アプリを開発しています。
無料登録すると各種アプリをそのまま使え、ジャーナルの音響の専門知識もこの先続けて受け取れます。
無料で始める

この記事が属するシリーズ

関連記事

ジャーナルへ戻る