録った声が、出せる音になるまで。
台詞に分け、口の音を見つけ、音量と間を整えて、出す先に合わせて書き出す。声を録ってから先の作業を、一本で終わらせます。マイク P-86S / X-86S をお求めの方に、無償で開いています。
- オーディションに送る音
- ボイスサンプル
- 公演の記録
- ボイスドラマ
- 朗読、ナレーション
- ASMR の作品
声を仕事にする人、目指す人へ。
オーディションを受ける人
送る音は、演技だけで判断されるわけではありません。音量が小さい、口の音が目立つ、それだけで最後まで聴かれないことがあります。録った音を、送れる形にしてから出せます。
演劇部、劇研
稽古を録って聴き返す。公演を客席から一本で録って残す。三時間の録音から自分の場面を探す手間が減るので、部員が交代で使っても回ります。
声優、ボイスドラマの作り手
台詞ごとに音量を揃え、間で速さを変え、登場人物を左右に置く。宅録の部屋の音も薄くできます。演出は、録ったあとにも決められます。
朗読、ナレーション、ASMR
朗読では息を小さくし、ささやきの作品では息を残す。近い距離で出る破裂音も、見つけて片づけられます。出す先の音量にも合わせられます。
舞台を、空間ごと録る。
P-86S も X-86S も、一本で左右そろったステレオになります。舞台に何本も立てる必要はありません。客席の通路に一本置けば、舞台の広がりごと残ります。
無指向のマイクを離して置くと、届く時間の差がそのまま空間の広さになります。壁の遠さも、天井の高さも、客席のざわめきの位置も、音の中に入ります。マイクを何本も立てて後から混ぜる録り方では、この空間は再現できません。
録った公演の記録から、自分の場面だけを取り出して、オーディション用に整えることもできます。
録ったあとに、これが待っています。
台詞に分ける
無音のところで自動的に切り、使う台詞だけを選びます。長い稽古の録音から、自分の場面を探す手間が減ります。選んだ台詞は、名前をつけて書き出せます。ひとつに繋げても、台詞ごとに分けても出せます。
口の音を、一晩かけて消さない
口の中の小さな音、息が当たって出る音、破裂音。全部見つけて一覧にします。消すかどうかを決めるのはあなたです。機械が勝手に消すことはしません。いま耳で探して一つずつ消しているなら、場所が分かるだけで夜が変わります。
息を、どう扱うか選ぶ
残すか、小さくするか、消すか。息は雑音ではありません。ささやきの作品では作品そのもので、朗読では邪魔になり、芝居では演技の一部です。同じ道具が、目的に応じて反対の働きをします。
音量と、間を整える
台詞ごとに大きさが揃い、間の長さを台詞単位で伸ばしたり詰めたりできます。叫ぶ場面とささやく場面が並んでいても、聴く人が音量を触らずに最後まで聴けます。
声の色を、少しだけ変える
こもりを抜く、通りをよくする、耳に刺さる音を丸める、ささやきを近くする。言葉のボタンから始めて、気になるところだけ動かせます。大小のばらつきを抑えることも、つまみ一本で部屋の響きを減らすことも、逆に響きを足すこともできます。数字を覚える必要はありません。
声を、空間のどこに置くか決める
円の中心が聴いている人、上が正面です。押した場所に声が立ちます。高さのつまみを上げれば、声は頭より上から届きます。遠さのつまみを絞れば、耳のすぐ横に来ます。置いたあとで、回り込む、近づいてくる、通り過ぎる、揺れる、といった動きを足せます。鳴らしながら手で動かした跡を、そのまま記録することもできます。ヘッドホンで聴くと、そのとおりに動きます。これが本当に効くのは、人が演じた声だけです。息づかいが動きと一緒に入っているからです。
稽古の相手をする
相手役の台詞を録っておけば、順番に流してくれます。一つ流し終えると、あなたが演じるための間を空けて待ちます。間の長さは台詞ごとに決められ、自分の台詞が長い場面では伸ばせます。最後まで行ったら、はじめに戻ることもできます。相手がいない時間に、相手のいる稽古ができます。
出す先に合わせて、書き出す
オーディション用、音声作品、動画、ポッドキャスト。それぞれ求められる音量が違います。出す先を選べば、その大きさに合わせて書き出します。書き出す前に、いまの音と整えたあとの音を並べて確かめられます。自分で数字を合わせる必要はありません。
ポッドキャストのように左右をひとつにまとめて出すときは、狙う向きを後から作ることもできます。
声の作品で、よく起きること。
どれも、これまでは人に頼んで整えてもらう領域でした。ここでは、手元で確かめながら自分で決められます。
無音に近い録りで、サー音が目立つ
音がいちばん小さいところからノイズの姿を拾い、その分だけ引きます。強さは自分で決められます。
音量が安定しない。出す先の基準が分からない
台詞ごとに音量を揃え、出す先を選べばその大きさに合わせて書き出します。書き出す前に測った数字を並べて確かめられます。
歯擦音とリップノイズが、耳に刺さる
固定の調整で高いところを削ると、声全体がこもります。刺さった瞬間だけ下げます。口の音は一覧に出るので、どれを扱うかは自分で選べます。
左右の広がりや、距離感が不自然になる
円の上で声の位置を決め、高さと遠さを動かせます。左右のかたよりは測って数字で出ます。
部屋の響きの質感が、決まらない
つまみ一本で、部屋の音を薄くも、逆に足すこともできます。左へ引けばデッドに、右へ引けば広い部屋で録ったように聞こえます。
自分の環境では良いのに、相手には伝わらない
聴く側の機器の癖を通して確かめられます。スマートフォン、よくあるイヤホン、ノートパソコン。出す前に、届く先の音で聴けます。
声は、あなたの端末から出ません。
すべての処理が、お使いのブラウザの中で終わります。声を預ける先はありません。稽古の録音も、まだ誰にも聴かせていない収録も、そのまま扱えます。
マイクを買うと、3 つのアプリが付いてきます。
どこに置けばいいのかを、その場で教えます。
自分の録音だけ音が小さい、を直します。
録った声を、出せる音にします。
3 つとも、購入確認メールに記載の同じパスワードで開きます。会員登録も、月々のお支払いもありません。
朝比奈幸太郎。録音エンジニア、マイク設計者。
金田式DC録音を承継し、ホールで演奏会を録ってきました。ステレオマイク P-86S / X-86S は一本ずつ手作りしています。マイクを設計した人間が、そのマイクで録った音の仕上げまで作りました。

