空音開発Kuon R&D
BETA現在ベータ版です。測定アルゴリズムや処理レシピは改良の途上にあり、仕様・挙動は今後変わる可能性があります。
環境キャプチャー / Environment CaptureBETA

部屋を数秒測るだけで、その部屋に最適な整音が決まる。

ノイズの閾値を耳で追い込む、ハムの周波数を探す、部屋が変わるたびにやり直す——その手間から解放されます。無音を数秒録るだけで、あなたの部屋に合わせた下処理が自動で組み上がる。すべて端末内で、非破壊で。

使ってみる使い方を見る
数秒で下処理が完成同じ部屋なら毎回同じ品質音は端末から出ないConcerto プラン
音響処理された部屋に立つ測定用マイク
Before → After

その下処理、毎回ゼロからやっていませんか

これまで
×ノイズゲートの閾値を耳で何度も追い込む
×ハムの周波数を探して手でノッチを置く
×部屋や日が変わるたびに設定をやり直す
×「この処理で合っているのか」 という不確かさ
×整音のために音源をクラウドへアップロード
環境キャプチャー
無音を数秒録れば閾値もハムも自動で決まる
検出した電源周波数と倍音に自動でノッチ
部屋を測り直すだけ・プロファイルは再利用
測定値という根拠の上に処理が決まる
すべて端末内で完結・音はどこにも送らない
Benefits

得られること

音色が自然に整う

素材のスペクトルを測り、出過ぎた帯域だけを抑える補正 EQ。お手本があれば、その音色バランスへ自然に寄せられます。

時間が返ってくる

手作業の追い込みが数十秒に。録ってすぐ、本番の整音に入れます。

品質が安定する

同じ部屋なら毎回同じ結果。気分や耳の疲れに左右されません。

根拠がある

測定値から処理を導くので、なぜその設定かを説明できます。

部屋ごとの資産になる

一度測ったプロファイルは再利用可能。練習室・自宅・現場ごとに。

非破壊で、後から直せる

元音は変えず、処理連鎖は手でも言葉でも微調整できます。

プライバシーが守られる

測定も整音も端末内。音源を外部に送りません。

How to use

使い方は、たった数ステップ

1

無音を数秒録る

マイクに向かって数秒静かにするだけ。ブラウザの自動処理は切って、素の部屋の音を取り込みます。録音ファイルの読み込みでも構いません。

2

自動レシピを確認する

ノイズフロア・電源ハム・DC・レベルが測定され、その部屋に合わせた整音レシピが自動で組み上がります。本番素材から音色を自然に整える補正 EQ も加えられます(お手本に寄せることも可能)。

3

本番の音に適用する

DAW では選んだトラックに挿す(ライブ・非破壊)。DAR ではトラックに焼き込む(取り消し可)。単体では整えた音を新しい WAV で書き出せます。

4

言葉で微調整する

「もう少し明るく」「ノイズをもっと抑えて」 のように話しかければ、安全な範囲で整音を寄せていきます。各パラメータは手でも調整可能。

実際に試してみる
How it works

なぜ、その部屋に“合う”のか

録れた音は、残したい音に、その部屋固有の暗騒音・電源ハム・直流が重なったものです。環境キャプチャーはこの“環境の成分”を先に測ってから処理を決めます。だから、一律ではなく、その部屋に合う。

x[n] = s[n] + r[n] + ハム + d
観測信号 x は、残したい音 s に、室内暗騒音 r・電源ハム・DC d が重畳したもの。色付き部分が“環境の成分”です。
E(f) = Ppeak(f) − median P(近傍)
電源ハムは、その周波数のピークが周囲よりどれだけ突出しているかで検出。50/60Hz とその倍音を見分けます。

検出したハムには、その周波数と倍音にだけ深く狭い切れ込み(ノッチ)を入れます。周りの音色はそのまま。ノイズは測ったフロアから閾値を決めて自然に抑える。だから過剰にも過小にもなりにくい。

ハムの倍音だけを除去するノッチの効き方

音色補正が“自然”になる理由

一般的な EQ の不自然さは、部屋や素材の状態を知らずに広い帯域を持ち上げたり削ったりすることから生まれます。補正 EQ は逆の発想です。まず素材の長期平均スペクトルを測り、出過ぎている所だけを、しかも一部だけ抑える。全体の音色は触らないので、自然に整います。

Di = LTASi − (近傍平均) , gaini = clamp(−k·max(0, Di))
各オクターブ帯域の突出量 Dᵢ を求め、突出している帯域だけを係数 k(0〜1)で部分的にカット。ブーストはせず、上下限で抑える(clamp)ので過補正になりません。
gaini = clamp(k·( REFi − LTASiΔ̄ ))
お手本(リファレンス)がある場合は、その音色バランスへ寄せます。全体のレベル差 Δ̄ を引くので、音量ではなく“音色の形”だけを合わせます。
音響拡散体と吸音パネル

どんな部屋にも、固有の指紋がある。

暗騒音の色、電源の唸り。測ってはじめて、その部屋に合った処理が決まる。

Kuon AI

むずかしい設定は、言葉で済む

Kuon AI は「何を検出し、なぜこの処理にしたか」 をやさしく説明し、「もう少し明るく」 のような言葉での調整を受け取ります。パラメータの意味を覚えていなくても、思った方向に寄せられます。

安心してください。AI に渡すのは測定の数値だけで、音そのものは渡しません。AI は方向を選ぶだけで、実際の変更は安全な範囲に収めて適用します。だから言葉で気軽に頼んでも、結果は安定します。

For

こんな方へ

弾いてみた・歌ってみた

自宅のノイズや唸りを手早く整えて、配信・投稿用に仕上げたい方。

音大生・演奏家

練習室や自宅の癖を測り、提出・録音用にきれいにしたい方。

録音エンジニア

現場ごとに変わる暗騒音・ハムを、測定に基づいて素早く処理したい方。

環境キャプチャーは Concerto(月 ¥1,980)に含まれます。DAW・DAR の編集にも、単体ツールとしても使えます。

FAQ

よくある質問

専門知識がなくても使えますか?

はい。無音を録ってボタンを押すだけで、その部屋に合った整音が自動で組み上がります。難しい設定は言葉での調整で済みます。式や仕組みは「知りたい人のための説明」 として用意しているだけです。

どんな音に効きますか?

声や楽器の収録で気になる、暗騒音・電源ハム・DC・先頭末尾の無音に効きます。加えて、出過ぎた帯域を抑える補正 EQ で音色も自然に整えられます(お手本に寄せることも可能)。定常的なノイズに強く、非定常な突発音の精密除去は別ツールの領域です。

元の音は変わりますか?

変わりません。整えた結果を新しいデータとして作るので、いつでも元に戻せます(DAR では取り消しに対応)。

音声はどこかに送信されますか?

いいえ。測定も整音も、AI への調整依頼も含めてすべて端末内で完結し、音そのものは外部に送りません。

AI が勝手に音を変えませんか?

AI には測定の数値しか渡しません。AI は調整の方向を選ぶだけで、実際の変更は安全な範囲に収めて適用します。同じ操作なら同じ結果です。

下処理に悩む時間を、音楽そのものへ。

部屋を測る。あとは、任せる。

使ってみる