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音楽家:朝比奈幸太郎
1986年神戸生まれ。
音大卒業後、ピアニストとして関西を中心に活動、その後渡欧(スウェーデン・オランダ・ドイツ)。
ドイツにてAchim Tangと共に『ピアノとコントラバスのためのソナタ』をリリースし、ケルンの名門ライブハウス:ロフトにて、ステファン・デザイアー氏よりマルチマイク技術を習得。
帰国後、金田式DC録音の巨匠・五島昭彦氏に弟子入りし、音響学の真髄を学ぶ。
📖 開発ストーリーを読む
iPhoneのカメラ性能は、もはや映画が撮れるほどの領域に達しました。
しかし、撮影された映像を見返したとき、ふと違和感を覚えることはないでしょうか。
「映像は美しいのに、音だけがどこか現実味がない」
それは、決してあなたの撮影技術の問題ではありません。
iPhoneというデバイスが、そもそも「電話機」として設計されていることに起因する、構造的な限界なのです。
本日は、iPhoneでの録音における「音の品格」を劇的に高めるための、一つの解法をご提案します。
それは、プロフェッショナルの現場で用いられる「信頼できるマイク」と「レコーダー」を組み合わせるという、シンプルかつ正統なアプローチです。
本記事の結論
なぜ、内蔵マイクでは「空気」が録れないのか
iPhoneには、通話を快適にするための優秀なノイズキャンセル機能が備わっています。
しかし、音楽や自然音の収録において、この機能は少々「お節介」に働いてしまうことがあります。
演奏の余韻、ホールの静寂、風のそよぎ。
これら本来残すべき「美しさ」までもが、ノイズとして処理され、平坦な音になってしまうのです。
私たちが提案する「P-86S」という選択
そこでご提案したいのが、空音開発が制作する「P-86S」です。
これは、80万円クラスのハイエンドマイクに匹敵する鮮度を持ちながら、非常に扱いやすい一本です。
最大の特徴は、「無指向性」であること。
特定の音だけを切り取るのではなく、その場の空気、温度、気配までもを、ありのままに記録します。
それはまるで、その場にいるかのような「体験」を保存することと同義です。
最高音質のための「3つの鍵」
iPhoneでこのマイクのポテンシャルを最大限に引き出すためには、以下の3点をご用意いただくことを推奨いたします。
- 1. マイクロフォン:空音開発 P-86S 音の入り口であり、最も重要な要素です。
- 2. ハンディレコーダー(TASCAM DR-05X 等) マイクに適切な電気を送り、音を劣化させずにデジタル化するための「器」です。
- 3. USBカメラアダプタ レコーダーとiPhoneを、劣化なくデジタル接続するための架け橋です。
推奨レコーダーについて
・TASCAM DR-05X
・Zoom H1essential
セットアップの手順
複雑な操作は必要ありません。
正しい手順で接続するだけで、プロフェッショナルな録音環境が整います。
STEP 1. マイクをレコーダーへ
レコーダーの「MIC IN」端子に、P-86Sを接続します。
STEP 2. デジタル接続
USBケーブルとカメラアダプタを使用し、レコーダーとiPhoneを繋ぎます。
STEP 3. 撮影の開始
あとは、iPhoneのカメラアプリを開くだけです。
より美しく録るための作法
P-86Sは無指向性のため、細かい向きを気にする必要はありません。
意識していただきたいのは、対象との「距離」のみです。
楽器や声の場合
音源から30cm〜50cm程度、距離を取ってみてください。
適度な距離が、音の艶と空間の響きを黄金比でブレンドしてくれます。
環境音・風景の場合
レコーダーを手に持ち、ご自身が「心地よい」と感じる場所へ近づいてください。
あなたの耳が捉えたその感動を、P-86Sは忠実に再現してくれます。
映像の美しさにふさわしい、本物の音質を。
空音開発が、あなたの表現を支える一助となれば幸いです。



