目次
2台のZOOM F6を使ってマルチカメラ撮影やマルチトラック録音を行う場合、タイムコードとクロックの同期が重要になります。
今回はZOOM F6同士を完全同期させる方法を解説します。
🔧なぜタイムコードとクロック同期が必要なのか
ZOOM F6は非常に高精度なA/Dコンバーターを搭載していますが、別々の個体で録音を行うと内部クロックのズレにより、時間の経過とともに微妙な音ズレ(フェーズシフト)が発生します。
このズレを防ぐには、マスター機とスレーブ機のクロックとタイムコードを一致させる必要があります。
🎛 必要な機材
🔌ケーブル接続とクロス配線のポイント
ZOOM F6の「タイムコード入出力」は3.5mmステレオミニジャックで構成されています。
この端子は、
- TIP(先端)=入力
- RING(中間)=出力 のように、片側で方向が固定されています。
そのため、通常のストレートステレオミニケーブルでは信号が流れず、TIPとRINGをクロスさせた特注ケーブルが必要です。
難しい解説はあと、とりあえず、同期できるケーブルをリンクシェアしますね。
必要なのが次の二本です。
重要
さて、重要なことが、これらのケーブルをクロスさせて接続するということ。
赤に対して白に繋ぐ、白に対して赤を繋ぐということです。
ここを間違えないように。
セッティングができたら、設定に進んでOK!
ちょっとだけ解説覗こうかなという方は読み進めてください。
✅配線例
タイムコード同期とケーブル仕様のポイント
- タイムコードとは、音声・映像機器を 同一時間軸に同期させるための参照信号で、各フレーム(例えば23.98fps, 25fps, 29.97fps)に対して番号を付与し、複数機器で同じタイミングを共有可能にする仕組みです。
- 映像+音声収録や複数台レコーダーを用いた本格録音では、タイムコード出力端子/入力端子を備える機器間ケーブル接続が必須となります。
- ケーブルとしては、3.5 mmステレオミニ(TRS)形状が採用されている場合が多く、しかし内部配線が「TipとRingをクロスしている」仕様であることがしばしば必要です。
これは“片側が出力モード”、もう片側が“入力モード”として仕様が分かれている機器が多いためです。 - ケーブルを選ぶ/自作する際の注意点:ケーブルの長さはできるだけ短め(信号劣化・クロストークを防ぐため) シールド性能、導体品質を確保(タイムコード信号はデジタル的なシリアル信号ではないため、アナログ伝送特性も影響) 両端とも3.5 mm TRSプラグであること、マスター・スレーブそれぞれの端子仕様をマニュアルで確認すること(Tipが出力/Ringが入力なのか、その逆か) 出力側機器においては「Timecode Out」設定をONに、入力側機器では「Timecode In/Ext期」設定を確認
「TIPとRINGをクロスさせるケーブル」というのは、機器間のタイムコード/クロック同期を確保するために、3.5 mm TRSプラグ双方の内部配線を Tip ↔ Ring 逆接続 にして、出力機の Tip から入力機の Ring に信号を正しく流すための措置です。
ケーブル自体の規格(TRS)を理解し、機器の端子仕様を確認したうえで、ケーブルを選定または自作することが重要です。
⚙️F6側の設定手順
🔹マスターF6
- メニュー → Timecode → Mode → Int Free Run を選択
- Frame Rateを撮影機材と合わせる(例:23.98fps)
- OutをONにする(外部出力を有効化)
🔹スレーブF6
- メニュー → Timecode → Mode → Ext を選択
- マスターF6からの信号を受けると自動的に同期
- 同期中は画面上に「EXT LOCK」表示が出る
⏱ クロック同期の確認方法
録音前に、両機のLCD画面上でタイムコードが完全一致していることを確認します。
録音後、ファイルのヘッダ情報を比較すると、同一時刻スタートでサンプル精度まで一致しているのが理想です。
🎥実際の運用例
- マルチカメラ撮影時:各カメラとF6を同一タイムコードに統一
- クラシックやジャズ録音時:F6を複数台使い録音しミックス
💡プロのポイント
- ケーブルは市販のステレオミニ延長ケーブルを改造するか、自作が確実
- ケーブル長は50cm以内が理想(信号劣化を防ぐため)
- 同期を確認後、両機の録音を同時にスタートさせること
🧩トラブルシューティング
✅まとめ
ZOOM F6を2台使って同期録音するには、
- TIPとRINGをクロスさせたタイムコードケーブルを使用
- マスターを「Int Free Run」、スレーブを「Ext」設定
- 同期確認後に録音開始
この3点を守れば、完全に同期した録音が可能になります。





