空音開発Kuon R&D
マイページ空音 DAR マニュアル
KUON DAR · 取扱説明書

録って、整えて、仕上げる。

録音・整音・マスタリングに特化した空音 DAR の使い方です。まずはクイックスタート、そのあとに各機能の説明、最後に上級者向けの詳しい解説(順次追加)が続きます。

クイックスタート

3ステップで仕上げまで

  1. 「+ トラック追加」で録音するか、音源ファイルを読み込みます。
  2. トリム・フェード・音量などで整え、必要ならマスター FX と MASTER CHECK で仕上げます。
  3. WAV / FLAC などで書き出すか、.kuon として保存します。
目次
01

空音 DAR とは / 画面の見方

空音 DAR は、録音・整音・マスタリングに特化した高音質ツールです。たくさんのトラックで曲を組み立てる DAW と違い、少ないトラックで1本の音を丁寧に仕上げることに向いています。

上部の操作バー
再生・停止・録音。選択範囲があればその範囲だけを再生できます。
波形とトラック操作
各トラックに音量・パン・位相反転(∅)・ミュート/ソロがあります。
マスター FX・MASTER CHECK・書き出し
全体の質感を整える、配信基準を確認する、仕上げを書き出す、をここで行います。
02

録音する

  1. トラックを録音待機にし、録音ボタンを押します。
  2. 録音中は波形がリアルタイムに表示されます。もう一度押すと停止します。

録音は常に 32bit フロートのロスレスで取り込まれるため、音割れに強く、あとから細かく整えられます。

03

音源を読み込む

WAV / MP3 などを読み込めます。WAV は元のサンプルレート・ビット深度を保ったまま取り込みます。

無料プランは 96kHz まで。Pro モード(Concerto)では、ハイレゾ(192k〜384k)や DSD の取り込みに対応します。(詳しくは「上級者向け・詳細解説」へ)

04

整える(編集)

まず波形上でドラッグして範囲を選び、そこに操作を加えます。

トリム
選んだ範囲だけを残し、前後を切り落とします(⌘/Ctrl + T)。
削除 / 無音化
選んだ範囲を削除(Delete)したり、無音にしたりします。
フェード
始まりと終わりをなめらかにします。
音量・パン・位相反転(∅)
トラックごとに調整します。位相反転はマイク位置による打ち消しの補正などに使います。
05

マスター FX で仕上げる

EQ やリバーブなどのマスター FX で、全体の質感を整えます。「マスター仕上げ」などのプリセットから選ぶこともできます。

06

MASTER CHECK(音量の確認と自動調整)

配信サービスごとに、望ましい音量の基準(Integrated LUFS / 最大 True Peak)が決まっています。MASTER CHECK は、今の音がその基準に対してどの位置かを見せてくれます。

ワンクリックで、目標の音量に自動で近づけることもできます(行き過ぎを抑えるソフトな処理つき)。

07

書き出す

仕上げた音は WAV(16 / 24bit・ディザ対応)、AIFF、FLAC、MP3 で書き出せます。用途に合わせて選んでください。(形式の使い分けは「上級者向け・詳細解説」へ)

08

保存する

ローカル保存(.kuon)
パソコンの好きなフォルダに .kuon として保存します。音源も内包されるので、USB で持ち運んで別の環境でも開けます。.kuon を消せばそのデータは音源ごとすべて消えます。
クラウド保存(Vault)
Kuon の保管庫に保存し、別の端末からも開けます。二重バックアップに。(Concerto 以上)
Vault へ音声を書き出し
仕上げた音そのもの(WAV / FLAC 等)を、保管庫の「マイファイル」に預けられます。プロジェクトではなく完成音源の保管です。
09

ショートカット

Space再生 / 停止(選択があればその範囲)
⌘ / Ctrl + Tトリム(選択範囲だけ残す)
Delete選択を削除
Esc選択を解除
⌘ / Ctrl + A全体を選択
⌘ / Ctrl + Z取り消し(⇧ でやり直し)
+ / −ズーム イン / アウト
F / 0全体を表示
Lループ再生の切替
10

上級者向け・詳細解説

専門知識をお持ちの方向けの、より踏み込んだトピックです。ここには詳細な解説を順次追加していきます。

ハイレゾ(192k / 384k)のネイティブ保持
Pro モードでは、取り込んだ WAV を元のサンプルレートのまま編集・書き出しします(モニター音のみ端末レートに変換)。対応はブラウザに依存し、Chrome / Firefox を推奨します。
DSD の取り込みと PCM 変換
DSD ファイルは PCM に変換して取り込みます。変換時に出力サンプルレートを選べます(Pro モード)。
32bit フロートとヘッドルーム
32bit フロートは 0dBFS を超えても情報を保持できます。DAR の録音は常に 32bit フロートで取り込むため、あとからの調整に強い素材になります。
ディザリング(TPDF)
24bit などから 16bit へ書き出すとき、量子化ノイズを目立たなくするために TPDF ディザを加えられます(書き出し設定で ON / OFF)。
書き出し形式の使い分け
WAV / AIFF は非圧縮、FLAC は可逆圧縮(容量が減り劣化なし)、MP3 は非可逆(配信・共有向け)。保存用途なら FLAC、共有なら MP3 が目安です。
順次追加していきます
11

よくあるご質問

Q. DAW と DAR はどう違いますか?

DAW は多くのトラックで曲を作るための道具、DAR は少ないトラックで1本の音を高音質に録って整えて仕上げるための道具です。録音・整音・マスタリングが中心なら DAR が向いています。

Q. ハイレゾや DSD は使えますか?

Pro モード(Concerto)で、ハイレゾ(192k〜384k)や DSD の取り込みに対応します。無料プランは 96kHz までです。詳しくは「上級者向け・詳細解説」をご覧ください。

Q. 保存した作品はどこにありますか?

ローカル保存なら選んだフォルダの .kuon、クラウド保存ならマイページの保管庫(Vault)です。仕上げた音声だけを保管した場合は、Vault の「マイファイル」にあります。

Q. わからないことがあります。

書斎の Kuon AI に、いつでも言葉で質問できます。このマニュアルとあわせてお使いください。

このマニュアルは随時更新されます。分からないことは書斎の Kuon AI にもお尋ねいただけます。