打ち込んで、鳴らして、音にする。
KUON MIDI の使い方を、はじめての方にも分かるようにまとめました。三本柱の音源(SYNTH / DRUM / SAMPLER)と保存の仕組みは 02 章と 07 章にあります。
3ステップで最初のフレーズ
- トラックの「アプリ」で音源を選びます。SYNTH(シンセ)・DRUM(ドラム)・SAMPLER(自分の音)の三本柱です。
- タイムラインをダブルクリックしてリージョンを作り、ピアノロールで音符を打ち込むか、鍵盤で弾いて録音します。
- 仕上がったら「保存」。ローカル(.kuonmidi ファイル)とクラウド(保管庫)の 2 つから選べます。
画面の見方
上部に再生・停止・録音・テンポなどの操作バー、その下にアレンジ(リージョンが横に並ぶタイムライン)、下半分にピアノロール(音符を描く場所)と、選択中トラックの設定(インスペクタ)があります。
- プロジェクト
- プロジェクト名の変更、新規作成、この端末の一覧・クラウドの一覧から開く、ファイル(.kuonmidi / SMF)の読み書きをまとめた引き出しです。
- 保存
- ローカル(.kuonmidi ファイル)かクラウド(保管庫)かを選ぶポップアップが開きます。詳しくは 07 章へ。
- バウンス
- 打ち込みを音(オーディオ)にして、KUON DAW に送るか WAV で書き出します。詳しくは 08 章へ。
- メトロノーム / カウントイン / サイクル
- 録音時は 1 小節のカウントインが入ります。ルーラーを Shift+ドラッグするとサイクル(区間ループ)を設定できます。
三本柱の音源 — SYNTH / DRUM / SAMPLER
トラックごとに、インスペクタの「アプリ」で音源を選びます。どの音源も「音を編集」ボタンで専用の調整卓が開き、変更はすぐに鳴りへ反映されます。
- KUON SYNTH
- 合成シンセ。図鑑の音色から選ぶか、調整卓で自分の音を作り「私の音色」に記録できます。記録した音色は単体アプリ(/synth)とも共有されます。
- KUON DRUM
- ドラムマシン。キット図鑑(20 種)とリズム図鑑(138 種)を備え、調整卓でキットを彫って「私のキット」に記録できます。詳しくは 05 章へ。
- KUON SAMPLER
- 自分の録音や音声ファイルを鍵盤に貼って楽器にします。詳しくは 06 章へ。
トラックはインスペクタのボタンで複製・並べ替え・削除ができ、アレンジ下端の「+ トラック」で増やせます(最大 32 本)。
打ち込む(ピアノロール)
リージョンを選ぶと、その中身がピアノロールに表示されます。クリックで音符を置き、ドラッグで移動、端をつかんで長さを変えられます。Shift+ドラッグで囲んで複数選択できます。
- ベロシティと表現レーン
- ピアノロール下のレーンで、音の強さ(ベロシティ)、サステインペダル、ピッチベンド、モジュレーションを描けます。
- クオンタイズ
- 「クオンタイズ」で音符の位置をグリッドに揃えます。強さ(何割寄せるか)とスウィングも選べるので、機械的になりすぎない揃え方ができます。
- リージョンのループ
- リージョンは繰り返し回数を持てます。伴奏の型を 1 つ作って何小節でも繰り返す、という使い方ができます。
弾いて録る(3 つの鍵盤)
録音ボタンを押すと 1 小節のカウントインの後に録音が始まり、弾いた音は選択中トラックのリージョンになります。入力は 3 通りあります。
- 画面の鍵盤
- 画面下部の鍵盤をクリック(タップ)して弾けます。
- 文字キーの鍵盤
- パソコンの文字キーを鍵盤として使えます(A 行が白鍵、その上の行が黒鍵)。オクターブも切り替えられます。
- MIDI 鍵盤
- USB などで繋いだ MIDI 鍵盤をそのまま使えます(対応ブラウザ)。ベロシティやペダルも記録されます。
ドラムとリズム図鑑
DRUM トラックの「音を編集」を開くと、キットとリズム図鑑の 2 つのタブがあります。
- リズム図鑑でカードを選ぶと、そのリズムがすぐにループ再生されます。
- そのまま卓の中でマスを崩して、自分のリズムに作り替えます。
- 「プロット」でタイムラインにリージョンとして置きます。
キットのタブでは、楽器ごとに音程・減衰・定位などを彫れます。仕上がったキットは「私のキット」に記録でき、単体アプリ(/drum)とも共有されます。
サンプラー — 自分の音を鍵盤に
SAMPLER トラックの「音を編集」を開き、音声ファイル(WAV / MP3 など)をドロップすると、その音が鍵盤で弾けるようになります。
- 原音の高さ(ルート)
- ファイル名に音名(C3 など)が入っていれば自動で判定されます。手動でも指定できます。
- ゾーンと「自動で並べる」
- 複数のサンプルを読み込んだら「自動で並べる」で鍵盤の担当範囲を自動分担できます。各ゾーンの範囲は手動でも調整できます。
- 保管場所
- サンプラー音源は「私のサンプラー」としてこの端末のブラウザ内に保管され、クラウドには送られません。どのトラック・どのプロジェクトからも同じ棚を参照します。
保存と保管場所
「保存」ボタン(または Ctrl / ⌘ + S)を押すと、2 つの保存先から選べます。空音 DAW と同じ流儀です。
- ローカルに保存(.kuonmidi)
- 保存先フォルダを選んで、.kuonmidi ファイルとしてパソコンに保存します。読み込みは「プロジェクト」の「ファイル」からいつでもできます。
- クラウドに保存(保管庫)
- マイページの保管庫の「空音MIDI」フォルダに保存され、どの端末からでも開けます(有料プラン)。開くときは「プロジェクト」のクラウドの一覧から。
- この端末の一覧
- 保存するたびに、このブラウザ内の一覧にも記録され、「プロジェクト」から素早く開けます。ただしブラウザの「閲覧データを削除」で消えるため、大事な作品は上の 2 つで保全してください。
- SMF(.mid)の読み書き
- 「プロジェクト」の「ファイル」から、標準 MIDI ファイル(SMF)の書き出しと読み込みができます。他の音楽ソフトとの受け渡しに使えます。
保存していない変更が残ったままタブを閉じようとすると、確認が一度だけ表示されます。自動保存はありません — 保存はあなたが決めます。
バウンス — 音にして DAW へ
「バウンス」を押すと、打ち込みをオーディオに変換します。2 つの形が選べます。
- ミックスしてバウンス
- 全トラックをまとめて 1 本のオーディオにします。KUON DAW には 1 トラックが生成されます。
- トラックとしてバウンス
- トラックごとに別々のオーディオにします。5 トラックあれば、KUON DAW に 5 トラックが生成されます。
- 送り先
- 「KUON DAW に送る」を選ぶと、DAW を開いたときにオーディオトラックとして現れます。WAV ファイルとしてダウンロードすることもできます。
ショートカット
よくあるご質問
Q. 保存した作品はどこにありますか?
ローカル保存なら、あなたが選んだフォルダの .kuonmidi ファイルです。クラウド保存なら、マイページの保管庫の「空音MIDI」フォルダにあります。加えて、保存するたびにこのブラウザ内の一覧にも記録され、「プロジェクト」から素早く開けます。
Q. 別のパソコンでも続きができますか?
はい。「クラウドに保存」した作品は、どの端末からでも「プロジェクト」のクラウドの一覧から開けます。.kuonmidi ファイルを持ち運んで読み込む方法もあります。ただしサンプラーの音声は端末内の保管のため、別の端末では読み込み直してください。
Q. 他の音楽ソフトで作った MIDI を読み込めますか?
はい。「プロジェクト」の「ファイル」から標準 MIDI ファイル(SMF・.mid)を読み込めます。書き出しもできるので、他のソフトへの受け渡しにも使えます。
Q. 打ち込んだ曲を空音 DAW で使うには?
「バウンス」で「KUON DAW に送る」を選んでください。ミックス 1 本、またはトラックごとのオーディオとして、DAW を開いたときにトラックが生成されます。
Q. 自動保存はありますか?
ありません。空音の他のアプリと同じく、保存はあなたの明示的な操作で行います。保存し忘れたままタブを閉じようとしたときだけ、一度確認が表示されます。
Q. わからないことがあります。
書斎の Kuon AI に、いつでも言葉で質問できます。このマニュアルとあわせてお使いください。
このマニュアルは随時更新されます。分からないことは書斎の Kuon AI にもお尋ねいただけます。