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Beyerdynamicが密閉型モニターヘッドホン「DT 275 PRO」を発表しました。
最大22 dBAのパッシブ遮音性能を持ち、ロケーション収録やライブ現場といった、周囲の音がある環境での正確なモニタリングを想定したモデルです。
DT 275 PROとは、どのようなモニターヘッドホンか
DT 275 PROは、beyerdynamicのPROモニタリングシリーズに加わる密閉型ヘッドホンです。
同シリーズの他の密閉型モデルが長時間のミキシングセッションにおける遮音と装着感のバランスを重視しているのに対し、DT 275 PROはモバイルおよびライブの現場での使用を主眼に設計されています。
DT 275 PROは、現場で何ができるのか
パッシブ遮音とは、電気的な処理ではなく、筐体の構造そのものによって外部の音を物理的に減衰させる方式です。
DT 275 PROでは最大22 dBAの減衰を実現しており、カメラの操作音や周囲の喧騒の中で、収録音を正確に判断するための土台となります。
音質はあえてバランスのとれた中立的なチューニングが施されており、大音量時にも音色が崩れません。
モニターの役割は「良い音で聴く」ことではなく「信号をありのままに把握する」ことです。
この思想がチューニングに反映されています。
ハウジングは回転式で、カメラリグやオーディオバッグ、DJ機器の周辺に合わせて柔軟に位置を変えられます。
ケーブルは脱着式で、バヨネット式のロック機構を備えています。
左右どちらのハウジングにも接続できるため、機材のレイアウトに応じてケーブルの引き回しを選べます。
ケーブル長は1.5 mで、ストレート部とコイル部を組み合わせた構造により、取り回しを制御しやすくなっています。
インピーダンスは低めに設計されており、モバイルインターフェイスから据置型のヘッドホンアンプまで、幅広い再生機器で駆動できます。
ヘッドバンドは軽量かつ柔軟で、長時間の使用を想定した設計です。
ケーブル、イヤーパッド、ヘッドバンドのパッドはいずれもユーザー自身で交換可能で、消耗時のダウンタイムを抑えられます。
付属品としてドローストリング式のキャリングバッグとクイックスタートガイドが同梱されます。
どういう作業の、どの工程で使うのか
DT 275 PROが想定する主な現場は、ロケーション撮影、フィールドレコーディング、モバイル編集、FOH(Front of House)での音響調整、DJブースです。
いずれも周囲の音が存在する環境であり、かつ音の判断を誤れない状況です。
これまで、こうした現場でのモニタリングには、スタジオ用の密閉型ヘッドホンを流用するか、あるいは遮音性を優先して音質の正確さに妥協するかの選択がありました。
DT 275 PROは、モバイル・ライブ用途に特化した設計により、遮音とモニター精度を両立させようとする選択肢です。
前提として必要なのは、ヘッドホン出力を備えた再生機器です。
6.35 mm端子を使用する場合は付属のアダプターで対応します。
どのような機器で使えるのか
低インピーダンス設計により、携帯型のオーディオインターフェイスからコンソールのヘッドホンアンプまで、幅広い機器との組み合わせが可能です。
特定のドライバやソフトウェアを必要とせず、標準的なヘッドホン端子に接続するだけで使用できます。
出典
Beyerdynamic Announces DT 275 PRO – a Closed-Back Monitoring Headphone for Mobile and Live Workflows



