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いつものように朝目が覚めてレコードの音を録音したテープを目覚に聞こうと電源を入れると・・・
なんと電源が入らないではないですか。
実際にCurazn Soundsの制作に使う機材なので、これは困ります。
というわけで本日はA77の電源が入らない時にチェックする項目とメンテナンス方法についてみていきます。
動画でチェックできるように動画でも解説しています。
考えられる二大原因

REVOX A77|フィルムコンデンサ故障時の交換ガイド
まず、Revox A77の電源周りの故障で最も多いのが、このフィルムコンデンサの問題です。
世界各地のフォーラムでも、時限爆弾というニックネームまで付けられているフィルムコンデンサ。
筆者の使っているものは、2025年にドイツでフルメンテされたものですので、さすがに時限爆弾は無事。
今回は結局ヒューズの問題でしたが、今後フィルムコンデンサの交換をする際に役立つかと思いますので、メモがわりに置いておきます。
🔧 前提条件
- モデル:REVOX A77(MK I / MK II / MK III 含む)
- 典型的なフィルムコンデンサ:RIFA製の「X2」タイプなど、電源ラインのノイズ抑制用として使われている
- 故障症状:電源投入時に無反応/ヒューズ切れを繰り返す/焦げ臭など
- 工具:ハンダごて(30W前後)、吸取線、テスター(導通チェック)、精密ドライバー
✅ ステップ1:安全確保
- A77の電源ケーブルを抜く
- 作業前に本体のコンデンサに蓄電が残っていないことを確認(テスターで導通チェック)
✅ ステップ2:カバー・シャーシを取り外す
- 背面ネジを外し、トップカバーとフロントパネルを取り外す
- トランスユニットが見えるまで、サイドのネジを外して内部アクセスを確保
✅ ステップ3:フィルムコンデンサの位置を特定
- 対象部品:電源基板上の「大きめの四角い黄色 or 黒い箱型部品」
- 通常はトランスの近くにあり、「X2」「275V」「RIFA」などと記載されている
- 状態を確認:「ひび割れ」「膨張」「焦げ」「絶縁部の変色」がある場合は要交換

✅ ステップ4:旧コンデンサの取り外し
- 裏面のハンダを吸取線で除去
- コンデンサ本体を垂直に引き抜く(力を入れすぎないこと)
- 基板のランドを傷つけないように注意
✅ ステップ5:新品コンデンサの選定・取り付け
※推奨品例:「KEMET / RIFA / Vishay / WIMA のX2シリーズ」
- 新しいコンデンサのリードを曲げ、基板穴に通す
- 裏面でハンダ付け(熱をかけすぎない)
- 余分なリードをカット
✅ ステップ6:交換後のテストと絶縁確認
- テスターで導通異常やショートがないか確認
- 電源ヒューズを取り付け、慎重に通電テスト
- 焦げ臭・発煙などがないかをチェック
✅ ステップ7:復元と仕上げ
- すべてのネジを戻してカバーを閉じる
- 動作確認:巻取り・再生・モーター音・LEDなどが正常に動作すれば完了
💡 ワンポイントアドバイス
- フィルムコンデンサは寿命20年超で劣化することが多く、未交換のA77では要注意ポイント
- 見た目に異常がなくても「内部破壊」で電源トラブルを起こすことがあるため、予防交換も効果的
- 「ピシッ」「バンッ」という破裂音とともに焦げ臭がした場合はほぼ確実にココが原因
フィルムコンデンサはA77における“電源系トラブルの主犯格”のひとつです。
一度交換すれば、以後20〜30年の安定動作が見込めますので、ここが原因の場合は是非頑張って交換してください。
検索ワード
英語で検索すれば、ebayなどで簡単に手に入ると思います。
RIFA MPX 0.47uF 310V X2 film capacitor REVOX A77
検索のためのワードを置いておきますので、必要に応じて検索してください。
0.47uF 250V~ 310V X2 film capacitor RIFA MPX / MKP / polyester for REVOX A77
最近は深圳などから安価な互換品が手に入りやすいですので、その場合は以下の検索でかけてみてください。
MKP X2 0.47uF 310V safety film capacitor audio🔧 REVOX A77|ヒューズの点検と交換方法【解説付き】
REVOX A77が突然「電源が入らなくなった」際に、まず最初に確認すべき部品=ヒューズ。
本記事では、ヒューズの取り出し・点検・テスターでの導通チェック・交換までの完全手順を解説します。
基本的にヒューズが故障していれば故障箇所が保護壁として機能することが多く、ヒューズの交換で通電が可能になるケースは多々あります。
🧰 使用する道具
- プラスドライバー
- マイナスドライバー(ヒューズホルダーの開閉用)
- テスター(導通確認モード付きがおすすめ)
- 交換用ヒューズ(T1A 250V・5×20mm・スローブロー型)
- ピンセット(取り外しに便利)
- 作業用手袋(静電防止・安全のため)
おそらく検索するとこのようなのが出てくるかと思います。
Littelfuseはセラミック製のヒューズになっています。
Witonicsのガラス管との価格差が大きく感じられるかと思いますし、実際ガラスヒューズの方がマイクロフォニック効果といって音が“抜ける”感じがあるというレビューも多く見かけますが、ヒューズがガラス管でもセラミックでも音にそこまで大きく影響しないと思います。
ステップ1:電源ケーブルを完全に抜く
- 感電防止のため、必ず最初に本体のAC電源ケーブルを外します。
- REVOX A77はスイッチOFFでもACライン〜ヒューズまでは常時通電構造になっているため注意!
ステップ2:背面ヒューズホルダーの場所を確認
- 背面右下あたり(AC電源ジャックの近く)に、「小さな黒いヒューズホルダー」があります。
- マイナスドライバーや指先で軽く回しながら引っ張ると、カートリッジごと外れます。
ステップ3:テスターでヒューズをチェックする
⬛ テスターの設定
⬛ テスト手順
- ヒューズの両端金属部にテスターの赤・黒リードを当てる
- 表示例:0.0Ω〜1.0Ω程度 → 正常 OL, ∞, 表示変化なし → ヒューズ切れ(交換必要)
📌 ワンポイント
ヒューズのガラス管が「黒く曇っていたり」「金属線が切れている」のも明確な故障サインです。
ステップ4:ヒューズの交換
- 壊れたヒューズをまっすぐ引き抜く(ピンセットやラジオペンチがあると便利)
- 交換するヒューズは、以下の仕様を必ず厳守してください:
ステップ5:新しいヒューズを取り付け、復旧テスト
- ヒューズホルダーにまっすぐ差し込み、カチッと奥までセット
- 本体にACプラグを差し込み、電源スイッチをON
- LEDの点灯、モーター回転音、メカの動作音を確認できれば成功!
📝 注意点と補足
✅ ヒューズを交換しても電源が入らないときは?
- 内部のフィルムコンデンサ故障や電源スイッチの接点不良が疑われます。
🔚 まとめ
🎯 A77の電源トラブルは、まず「ヒューズ」をチェック!
正しく点検・交換することで、大きな修理に至らずに復旧できることが非常に多いです。



