空音開発Kuon R&D
仕上げ · 2026.08.16

スペクトラムアナライザー 無料 オンライン。位相もモノ互換もDARの計測器7種で確認する手順

KUON DAR内蔵の7種の計測器で、スペクトラム、位相、モノ互換性を無料で確認する手順を解説します。レベルメーターからステレオ相関まで、それぞれ何を判断する道具かを紹介します。

目次

KUON DAR に内蔵された計測器を使えば、スペクトラム、位相、モノ互換性、レベルをすべてブラウザ上で確認できます。

7種の計測器は無料プランで使え、ログインすればすぐに開きます。

音を目で確認したいとき、この7種で必要な計測はほぼ揃います。

どうやって開くのか

  1. KUON DAR をブラウザで開き、確認したい音源を読み込みます。
  2. 計測器パネルから、見たい計測器を選びます。
    複数を同時に表示できます。
  3. 再生を開始すると、各計測器にリアルタイムで測定結果が描画されます。

計測器をひとつも開いていないときは描画が停止し、開いたときだけ約30fpsで動作します。

ブラウザに無駄な負荷をかけない実装です。

7種の計測器で何がわかるのか

DARの計測器7種
計測器表示内容判断に使うこと
レベルメーターL/Rピークバー、ピークホールド、クリップ表示ヘッドルームの確保、クリッピングの有無
スペクトラム56バー、対数配置特定帯域の過不足の目視確認
スペクトログラム時間×周波数の二次元スクロール表示ノイズやハウリングの時間的分布
オシロスコープLとRを色分けして重ね描き左右の時間差、波形の対称性
ゴニオメーターリサージュ図形位相の一致、ステレオの広がり
オクターブバンド帯域ごとのエネルギー数値部屋の共振や粗い帯域バランス
ステレオ相関Pearson相関、モノ互換判定モノラル再生時の位相打ち消しリスク

レベルメーターは録音やミックスの基本です。

左右それぞれのピークをバーで示し、ピークホールドとクリップ表示で瞬間的な振り切れを見逃しません。

スペクトラムは56本のバーで周波数ごとの強さを表します。

バーは対数配置で、低域が広く見えるため、音楽的に重要な低域の変化を細かく追えます。

特定の帯域が出すぎていないか、逆に抜けていないかを目で確認するのに適しています。

スペクトログラムはさらに一歩踏み込んだ表示です。

縦軸に周波数、横軸に時間を取り、強さを色で表します。

時間の流れのなかでノイズがどの帯域に出現しているか、ハウリングがどの周波数で起きているかを特定できます。

オシロスコープは左右の波形を色分けして重ね描きします。

左右チャンネルの時間的なずれや、波形の対称性を直感的に確認できます。

ゴニオメーターはリサージュ図形でステレオの状態を表示します。

左右の位相が揃っていれば斜め45度の直線、逆相では横線に近づきます。

ステレオの広がりや位相の問題を、図形の形で把握できます。

オクターブバンドは帯域ごとのエネルギーを数値で示します。

スペクトラムより粗い粒度ですが、部屋の共振周波数や特定帯域の過不足を数値で比較したいときに便利です。

ステレオ相関はPearson相関係数で左右の相関を数値化し、モノ互換性の判定も表示します。

+1に近ければモノラル再生で位相の打ち消しが起きにくく、0や負の値に近づくほど注意が必要です。

配信前の総合的なチェック手順は「Spotifyに上げる前に必ずやること」にまとめています。

ラウドネス、クリッピング、位相を一括で確認する流れを参照してください。

気をつけること

描画は約30fpsに間引かれているため、オシロスコープでサンプル単位の波形を精査する用途には向きません。

サンプル精度の波形確認が必要な場合は、専用の測定ソフトウェアを使ってください。

これらの計測器は表示専用です。

音声への加工は行いません。

ノイズ除去や音量調整が必要な場合は、DARの編集機能を使ってください。

計測器で問題を発見し、編集機能で修正する、という流れになります。

計測器をひとつも開いていないときは、ブラウザの処理負荷を抑えるために描画が停止します。

必要なときだけ開いて確認する使い方が、最も軽快に動作します。

仕組みと条件は 音声のノイズ除去と音割れ修復について にまとめています。

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