目次
配信で、声がこもる。
相手に聞き返される。
キーボードの音が入る。
両手を空けたまま、声だけをきれいに届けたい。
この記事は、あなたが買う 1 つを決めるためのものです。
10 個を並べて選ばせることはしません。
3 つの問いに答えると、買う 1 つが決まります。
A 声を主役にする人が買う 1 本
B ゲームも聴く人が買う 1 つ
C 予算を抑える人が買う 1 本
買う前に、先に潰しておくこと
ゲーミングヘッドセットのマイクで足りるか
雑談の配信なら足ります。
声を作品として残すなら足りません。
中の素子が違います。
上の A の 2 本は、舞台と収録の現場で使われている素子です。
XLR の型は、パソコンに直接挿せるのか
挿せません。
受け手となる機器が 1 台要ります。
この記事の最後に、32bit フロートで録れるものを並べています。
受け手を含めた合計で考えてください。
スマートフォンでも使えるのか
3.5mm の型は、変換のアダプターを介して使えます。
XLR の型は、受け手の機器が要ります。
買ってから、声が痩せて聞こえたら
口元からの距離を 2 本の指の幅に合わせてください。
遠いと痩せ、近いと息が入ります。
それでも痩せるなら、受け手の入力の設定が低すぎます。
ヘッドセットマイクの正体はラベリアマイク
配信やゲーム実況、料理やスポーツのレクチャー、屋外収録。
両手を空けたまま声をしっかり届けたい場面で、ヘッドセットマイクは強い味方になります。
選ぶ前にひとつ知っておくと視界がひらけます。
ヘッドセットに付いているマイクの中身は、ほとんどがラベリアマイク(小型のピンマイク素子)です。
つまりヘッドセット選びは、実質「どのラベリア素子を選ぶか」ということ。
素子の質が声の質を決めます。
逆に言えば、気に入ったラベリアマイクを針金や帽子で口元に固定すれば、ヘッドセットの代わりにもなります。
音楽収録も兼ねたい人は、この視点で選ぶと後悔しません。
ワイヤレス(ピン)と有線(ヘッドセット)、どちらを選ぶか
イヤホンにワイヤレスと有線があるのと同じで、正解は用途しだいです。
どうせ電波で飛ばすイベントなら、干渉対策さえすれば最初からワイヤレスもあり。
卓上でじっくり配信するなら、有線の安定と音質が効きます。
夏場のライブは汗の問題もあるので、装着感と併せて選びましょう。
選び方の勘所
- 両手を空けたい、設置スペースを節約したいなら、ヘッドセット型。
- キッチンなど水回りや屋外は、装着型が安全。
- 指向性か無指向性か。
声だけに寄せたいなら単一指向性、多少ずれても安定させたいなら無指向性。 - 端子(MicroDot / ミニXLR / XLR)は必ず確認。
変換アダプターが要る場合があります。
プロ仕様のヘッドセットマイク
DPA 4488-DC-R-F00|声にフォーカスする王者
単一指向性で、声だけをしっかり前へ出したい配信や実況に向きます。
DPA には無指向性の 4066 素子を使ったモデルもあり混同しやすいのですが、4066 は名機ラベリア 4060 の調整版です。
4060 は小さな筐体からは想像できない音で、クラシックのコンサートで床置き(バウンダリー)にも使える実力機。
4488 の端子は MicroDot なので、XLR で使うなら変換を用意してください。
SENNHEISER HSP2-3|軽さと安定の定番
6.5g と非常に軽く、激しい動きでもずれにくい。
無指向性なので口元から多少ずれても音の変化が小さいのが利点です。
ゼンハイザーは基本的に期待を裏切りません。
無指向性ラベリアの MKE2 を持っていれば代用もできます。
BEHRINGER BD440|予算重視の実力派
価格は抑えめでも作りは真面目。
歴史あるメーカーで、低評価レビューも読むと接続方法の勘違いだったりします。
ミニXLRなので、一般的なインターフェイスには変換して使ってください。
JTS CM-8015F|無指向性で値段以上
無指向性マイクは「安物と高級品の差」が出にくいのが特徴です。
だからこそ、無指向でよいならコストを抑えやすい。
JTS のこれは低予算感が出ず、値段以上の実力があります。
ヘッドセットで無指向性でよいという方の第一候補です。
手軽に始めるゲーミングヘッドセット
本格的なラベリア素子ほどの繊細さは求めないが、まず声を整えたい。
そんな人にはゲーミングヘッドセットが手軽です。
近年は素子の質が上がり、安くても十分実用になります。
録音・配信の受け手(レコーダー / インターフェイス)
ヘッドセットマイク(簡易USB型を除く)は、レコーダーかオーディオインターフェイスに繋いで録音・配信します。
相性の良い定番を挙げます。
ZOOM F3
単三2本でポケットに入るのに、驚くほどの音質。
32bitフロート録音なので音割れの失敗がありません。
入力はXLRなので、ミニXLRのマイクは変換を使ってください。
TASCAM Portacapture X8
32bit対応でポケットサイズ。
マイク内蔵なので、ヘッドセットと併用して幅広い制作に使えます。
X6より X8 が音質も機能も明確に上です。
ZOOM AMS-24
配信に必要なものが一通り揃う小型インターフェイス。
ZOOMらしい透明感で、DPA などの無指向性マイクと好相性。
ただし32bit非対応なので、少しだけゲイン調整の慣れが要ります。
ZOOM UAC-232
オーディオインターフェイスとして初めて32bit録音に対応したモデル。
最大192kHzで、ポッドキャストから本格的な音楽制作まで対応します。
一度32bitを使うと24bitには戻れません。
迷ったら、この 1 本です
読み終えて、まだ決めかねているなら、この 1 本から始めてください。
向かない場合は、札の中に書いています。
条件が違う人のための、残りの選択肢
上の 4 本で決まらないときだけ、ここを見てください。
耳掛けの素子を単体で買い、手持ちの受け手につなぐ形です。
機種を横断して選びたいときは、マイクおすすめ13選 作る側が用途別に選ぶにまとめています。







