目次
ピアノの買取は、他の楽器と決定的に違う点が一つあります。
運べないことです。
査定の額だけでなく、誰がどうやって家から出すのかまでが、売る話の一部になります。
ここでは、査定で見られている点と、搬出までの流れ、店の選び方を整理します。
ピアノ買取はどこに出すのがよいか
ピアノの専門店
型番と製造番号から製造の年を割り出し、その年代の相場を持っています。
搬出を自分たちで行うか、専門の運送業者と組んでいるので、査定から搬出までが一つの流れで進みます。
楽器の専門店
鍵盤楽器も対象に含まれます。
電子ピアノやキーボードのように、大人二人で運べる重さのものはこちらでも問題ありません。
アップライトやグランドを扱うかどうかは店によって違うので、申し込みのときに確かめてください。
総合のリサイクル店とフリマアプリ
総合店は、電子ピアノなら引き取ってもらえることがありますが、アップライトとグランドは運搬の手段がないため対象外になることが多いです。
フリマアプリは金額の面では高くなる可能性がありますが、運搬の手配を自分で引き受けることになり、その費用が売値を上回ることも珍しくありません。
査定で見られている点
メーカーと型番と製造番号
ピアノの査定は、まずここから始まります。
製造番号から製造の年が分かり、その年代のその型番が中古でいくらで動いているかが基準になります。
製造からの年数
製造から年数がたつほど額が下がるのが基本です。
ただし下がり方は直線ではありません。
国内の大手メーカーの量産機は台数が多く、部品も手に入るので、古くても値が付きます。
生産の終わった小さなメーカーのものは、状態が良くても評価がつきにくいことがあります。
響板と鉄骨とチューニングピン
中身で見られるのはこの三つです。
響板に割れがないか、鉄骨に錆や割れがないか、チューニングピンが緩んでいないか。
ピンが緩んでいると調律が保てないので、大きく評価が下がります。
鍵盤とアクションと外装
鍵盤の沈みが均一か、戻りが遅い鍵がないか、ハンマーのフェルトがどれだけ減っているかを見ます。
外装は磨いて直せるので、中身より評価への影響は小さいですが、譜面台や鍵盤蓋の欠けは減点になります。
置かれていた環境
湿気の多い場所に置かれていたピアノは、内部に錆と虫食いが出ます。
一階の北側、窓際、床下からの湿気が上がる部屋は要注意です。
逆に、乾燥しすぎる場所では響板が割れます。
ピアノ買取の相場は何で決まるか
相場表を探している人に、先に伝えておきます。
各社が公開している買取の例は、その店がその時に買った一台の記録です。
同じ型番でも、製造の年と置かれていた環境で幅が出ます。
だから一枚の表で自分のピアノの額を知ることはできません。
できるのは、自分のピアノがどの帯にいるかを知ることです。
額を決める要素は、種類、製造からの年数、状態の三つに畳めます。
種類
アップライトとグランドは、搬出まで含めて額が決まります。
同じ状態なら、出しやすい家のほうが条件がよくなります。
電子ピアノは、いま新品でいくらかが上限を決めます。
製造からの年数
製造番号から年が分かります。
国内の大手メーカーの量産機は、台数が多く部品も手に入るので、古くても値が付きます。
生産の終わった小さなメーカーは、状態がよくても評価が付きにくいことがあります。
状態
中身の三つ、響板と鉄骨とピンです。
ここに問題がなければ、外装の傷は磨いて直せる範囲として扱われます。
逆に外装がきれいでも、ピンが緩んでいれば大きく下がります。
電子ピアノの査定はどこが違うか
電子ピアノは、アコースティックとは別の基準で見られます。
製造の年と型番が中心なのは同じですが、中身は電子部品なので、経年で下がる速さがはるかに速いのが特徴です。
同じ型番がいま新品でいくらで売られているかは、機材の相場で毎朝取り直しています。
新品の値段を知ってから査定に出すと、提示された額が妥当かどうかを自分で判断できます。
搬出までの流れ
ピアノの買取で一番の心配は、家からどうやって出すかです。
ここが専門店に頼む最大の理由になります。
ピアノ買取の店を比べる
店を選ぶとき、確実なのは各社が公式に書いている条件を並べて比べることです。
ここには公式に記載されている事実だけを整理します。
買取額はピアノと時期で変わるため書きません。
ピアノの買取屋さん
ピアノに絞った専門店です。
広告主の案内では、最短30分の無料の出張見積もり、その日にその場で現金化、電話の受付は22時までとされています。
搬出の経路の確認と運搬の手配まで、一つの窓口で進みます。
楽器の買取屋さん
楽器全般の専門店で、公式の対象品目に鍵盤楽器が含まれます。
電子ピアノ、キーボード、シンセサイザーはこちらの守備範囲です。
ピアノと一緒に管楽器やギター、録音の機材が出てくる家では、一度の出張でまとめて見てもらえます。
ニーゴ・リユース
オーディオ、楽器、カメラの三分野を扱う専門店で、楽器の例にピアノが挙げられています。
札幌、旭川、青森、秋田、盛岡、仙台、郡山、宇都宮、高崎、長野、富山、静岡、広島、福岡、熊本に店舗か営業所があります。
出張査定は無料で、査定額に納得できない場合も費用は一切発生しないと明記されています。
手放す前にやっておくこと
売らずに残す側の話は、ピアノの録音と発表会の録音にまとめています。
手放す前に一度、いまの音を録っておくのも一つの区切りになります。


