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オープンリールテープはアナログ録音文化の象徴ともいえる記録メディアですが、その多くは既に数十年、もっと長ければ50年以上が経過しており、避けられない問題が「テープの劣化」です。
まだ新品のテープを購入できるお店もありますので、これから録音を始める方は(必ずと言ってもいいレベルで)新品の購入をおすすめします。
本記事ではテープの劣化に関する情報を体系的に整理し、「この記事を読めばすべてわかる」レベルで解説します。
オープンリールテープの構造と素材
主な劣化原因
劣化しやすいブランド・メーカーと型番
特に注意が必要なブランド・型番をまとめます。
テープ劣化の主な症状と診断方法
保存方法・メンテナンス
テープの保存は高温多湿な日本では非常に難しいところがあります。
気温自体は15〜20℃が理想的、40〜60%、紫外線を避け暗所で保管することが理想的です。
リールに張力をかけず水平保管するのも忘れずに。
そういう意味ではやはり寒冷地などの夏でも気温の低い地域に関してはオーディオやカメラなど古い機材や記録テープなども状態のいいものが多いと実感として感じます。
もちろんカメラレンズを保管する防湿庫や防湿ボックスなども長期安全保管に信頼できる方法となります。
また、ベタつきや、長期保管による劣化に対しては、アルコール・乾拭きによる表面清掃にて、かなりの回復が期待できるケースがあります。
ベーキング処理とは?
ベーキング処理とは、スティッキー・シェッド・シンドローム(SSS)やバインダー劣化によって粘着・再生不能になったテープを、一時的に再生可能な状態に回復させるための低温乾燥処理のことです。
これは磁性層やバインダーに含まれる吸湿成分(グリセリンや可塑剤)を乾燥させ、粘着を抑制する目的で行われます。
永久的な回復ではなく、あくまで「救出録音」用の応急処置です。
ただしこれは一時的な応急処置になりますので、回復後は速やかにデジタル化、または他のテープへの録音が必須となります。
ベーキング処理は、アナログ録音文化を救うための非常に重要な技術です。
中古テープやアーカイブ素材を扱う場合、この知識は必須となってきます。
今後の記事で「実際のベーキング装置の自作方法」や「保存メディアへの最適な変換方法」についても触れていきたいと思っていますので、是非サイトのブックマーク保存をよろしくお願いします。


