目次
クラシックギターを録ったら、爪の音ばかりが目立つ。
低い弦がぼやける。
部屋の響きで輪郭が消える。
この記事は、あなたが買う 1 組を決めるためのものです。
並べて選ばせることはしません。
3 つの問いに答えると、買う 1 組が決まります。
A 自宅で録る人が買う 1 本
B 響きのある会場で録る人の 1 本
C 作品として残す段の 2 本
買う前に、先に潰しておくこと
爪の音は、マイクのせいか
距離と向きのせいです。
30cm 以上離し、サウンドホールの正面を外して 12 フレットのあたりに向けてください。
低い弦がぼやけるのは
サウンドホールの正面に向けたときに起きます。
少し指板の側へずらすと、低い弦の輪郭が戻ります。
2 本にする意味はあるのか
左右の広がりと、楽器の大きさが出ます。
1 本でも記録としては十分です。
作品にするなら 2 本です。
コンデンサーでなければだめか
だめではありません。
ただし弱い音の多い楽器なので、感度の高いコンデンサーのほうが、細部が残ります。
クラシックギターは無指向性ABステレオで録る
「アコギを録ったら音がこもる」「CDのような広がりが出ない」。
その多くは、単一指向性を1本でモノラル録音していることが原因です。
ギターはサウンドホール・ボディ・ネック・弦全体が共鳴して鳴るので、点を狙う単一指向性1本では、胴鳴りか弦の音のどちらかが足りなくなります。
音楽は必ずステレオ、マイクは最低2本で録りましょう。
なぜ無指向性ABなのか
単一指向性を近づけると、近接効果で低音が勝手に膨らみ、後からEQで削る羽目になります。
無指向性なら近接効果がなく、胴の響き・指の質感・空間まで自然に調和します。
多少位置がずれても破綻しないので、実は初心者ほど扱いやすい方式です。
目の前に透明人間が立ってギターを聴いている、その右耳と左耳の位置に2本を置くイメージです。
左はネック側の繊細さ、右はボディ側のふくよかさを捉え、再生した瞬間に立体感が生まれます。
サウンドホールの真下から狙うのは低音が過剰になりリスキーなので避けてください。
マイク選び
無指向性なら DPA 2006 / 4006 が有力(ギターには2006、他の楽器も録るなら4006)。
予算を抑えつつ無指向性ワンポイントで狙うなら、空音開発の P-86S / X-86S が手に取りやすい選択肢です。
指向性で録るなら定番のノイマン KM184、国産なら AT4050、LEWITT は 540 から真価を発揮します。
指向性はオランダ方式かXY方式で、XYは難しいのでまずオランダ方式から試すと失敗しにくいです。
マルチマイクと録音のコツ
無指向性のステレオペアだけでクラシックギターソロは完結します。
さらに表現を足すなら、X-86S をメインに、指向性の LEWITT 540 を補助にして、オンマイクとオフマイクを混ぜる方法があります。
マルチはフィールドレコーダー(F4/F8)や、オーディオインターフェイス+PCで可能です。
ギターはゲインを少し攻めめに録ると躍動感が出ます(打楽器的な奏法がある場合は事前に確認を)。
持ち替えで前のギターが残っているときは、査定に出すという選択もあります。
何を見られるかは楽器買取はどこがいい。
査定で見られる点と店の選び方にまとめました。
録音で気づいた演奏の課題を人に見てもらうなら、大人の音楽教室はどこがいいに教室の選び方をまとめています。
条件が違う人のための、残りの選択肢
上の指名で決まらないときだけ、ここを見てください。
よくある質問
迷ったら、この 1 組です
読み終えて、まだ決めかねているなら、この 1 組から始めてください。
向かない場合は、札の中に書いています。



