空音開発Kuon R&D
仕上げ · 2026.08.02

長時間録音 曲 分割。ブラウザだけで自動検出して1曲ずつ切り出す手順

コンサートや発表会の長時間録音から、曲の区切りを自動検出して1曲ずつ切り出す手順を解説します。検出と編集、試聴は無料。ブラウザだけで完結します。

目次

コンサートや発表会を録った数時間の音源から、曲の区切りを自動で見つけて1曲ずつ切り出せます。

検出から区間の編集、試聴までは無料です。

ソフトのインストールは不要で、ブラウザだけで作業が終わります。

どうやるのか

  1. KUON DAR を開き、ログインします。
  2. 長時間の WAV ファイルを読み込みます。
    300MB を超えるとライブ編集モードへの案内が出ます。
  3. 「分析して曲を検出」を押します。
    読み込んだだけでは何も起きません。
  4. 検出された区間を確認します。
    境界のドラッグ、削除、結合、分割、追加が画面上でできます。
  5. モニター再生で各区間の内容を確かめます。
    ここまで無料です。
  6. 区間を確定したら、1曲ずつ切り出します。
    切り出しの実行は Concerto です。

何が起きているのか

この機能は録音全体を一度だけ走査し、音の性質から曲の区切りを見つけます。

分析にはスペクトル平坦度、クレスト、重心、低域比、高域比、RMS、ゼロ交差率、ステレオ相関、3Hzから8Hzの変調エネルギーを使い、各瞬間を「music」「拍手」「喋り」「曲間」「調弦」「環境音」の6カテゴリに分類します。

走査は4MBずつのチャンクで行い、全長のPCMデータをRAMに載せることはありません。

RAMに残すのは波形オーバービューと約16kHzへのダウンサンプルのみです。

音量のしきい値は録音ごとに Otsu 法で自己較正されます。

これにより、録音環境が異なっても適切なしきい値が自動で決まります。

利用者が調整するのは感度(±6dB)と最短曲長(5秒から90秒、既定20秒)の2つだけです。

検出後には実際のしきい値が表示され、コントラストが弱い録音では警告色で知らせます。

楽章間やフレーズ間の沈黙は「曲間」として分類され、演奏の一部として保持されます。

無音カットの対象にはなりません。

音声認識のAPIは使わず、すべてブラウザ内で完結します。

区間の編集はすべて非破壊で、元の音源ファイルには手を加えません。

切り出しは元のサンプルレートとビット深度のまま、必要なバイト範囲だけを8MBずつ読み出して行います。

気をつけること

切り出しは1曲ずつです。

全曲を一括で書き出す機能はありません。

必要な曲を選んで、ひとつずつ実行してください。

対応しているのは RIFF WAV のみです。

4GB を超えるファイルや RF64 形式には対応していません。

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