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速さを上げるためにメトロノームを使うと、たいてい上手くなりません。
メトロノームは速さを上げる道具ではなく、自分がどこでずれているかを知らせる道具です。
ここでは、テンポ記号と数字の対応、拍子の合わせ方、裏拍と消す練習まで、順に書きます。
使う道具はKUON METRONOMEです。
開くだけで鳴ります。
テンポ記号と数字の対応
楽譜の頭に書いてある言葉と、メトロノームの数字の対応です。
楽譜に「♩= 96」と書いてあれば、4 分音符が 1 分間に 96 回という意味です。
メトロノームの数字はここに合わせます。
拍子と、どこを鳴らすか
4 分の 4 拍子で 4 回鳴らすのは、練習の最初だけです。
慣れてきたら鳴る回数を減らします。
裏拍で鳴らす
4 分の 4 拍子で、メトロノームを 2 拍目と 4 拍目だけで鳴らします。
数字は変えません。
鳴る場所を頭の中で入れ替えるだけです。
最初はほぼ全員が合わなくなります。
1 拍目を自分で出さなければならないためです。
ここが合うようになると、合奏で他の人の音を聴きながら吹けるようになります。
表拍を機械に預けている間は、その練習ができていません。
消して確かめる
鳴る小節と黙る小節を交互にします。
2 小節鳴って 2 小節黙る、から始めます。
黙っている間にずれるなら、それまで合っていたのは機械に引っ張られていただけです。
黙った先で合っているかどうかだけが、拍が自分の中にあるかどうかの答えになります。
速さの上げ方
一息に上げると、崩れた形のまま速くなります。
上げ幅を小さくして、戻れる場所を残します。
崩れたときに元の速さへ戻らずに続けると、崩れた形が身につきます。
下げるほうを大きくするのは、そのためです。
曲の速さを知りたいとき
楽譜に数字が無い録音の速さを知るには、拍に合わせて数えます。
10 秒間に何回拍があったかを数えて 6 倍すると、1 分あたりの拍になります。
20 秒数えて 3 倍すると、もう少し正確になります。
音程のほうが気になるとき
拍がそろっても和音が濁ることがあります。
そちらは速さではなく音程の問題です。
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