走行音とジョイント音
レールの継ぎ目を車輪が越えるときの衝撃音です。継ぎ目は 25m ごとにあり、1 両に台車が 2 つあるので、ガタン、ゴトンと 2 回ずつ鳴ります。継ぎ目の無いロングレールの区間では、代わりにモーターと風の音が主役になります。
録る場所 車内なら車端部の席の足元。沿線なら線路から 10m。
オーストラリアのキュランダ鉄道の車内。日本の電車の実録は収録しだい、この札に足します。
対応レコーダーに挿すだけで、ホームの響きがそのまま残ります。
走行音、発車メロディ、踏切、通過音。12 種の電車の音の図鑑で正体と録り方を確かめ、目隠しの試聴で 1 本と 2 本の違いを聴いてから決めてください。電源の設定もケーブル選びも要りません。
上の段の X-86S(¥39,600・2 本 1 組)。この図鑑の鉄道とバスの実録は X-86S で録りました。X-86S の端子はミニ XLR です。48V ファンタム電源の XLR 機材に挿すには、電圧を変換するアダプターが 2 本分(2 個)要ります。形だけ変換するプラグでは壊れます。取扱説明書で確かめてから購入へ進んでください。
48V XLR でお使いいただくミニ XLR 版はこちらガタンゴトンの正体はレールの継ぎ目、加速で上がる音階は VVVF インバーター。名前が分かると、録る場所が決まります。 釦のある札は、Kuon のステレオマイクで録った実録をその場で聴けます。ヘッドホンかイヤホンで聴いてください。
レールの継ぎ目を車輪が越えるときの衝撃音です。継ぎ目は 25m ごとにあり、1 両に台車が 2 つあるので、ガタン、ゴトンと 2 回ずつ鳴ります。継ぎ目の無いロングレールの区間では、代わりにモーターと風の音が主役になります。
録る場所 車内なら車端部の席の足元。沿線なら線路から 10m。
オーストラリアのキュランダ鉄道の車内。日本の電車の実録は収録しだい、この札に足します。
モーターを回す電気の周波数を変えるときに出る、階段のように上がる音です。加速と減速で音階のように聞こえ、形式と製造の年代で音が違います。音鉄が形式名で走行音を探すのは、主にこの音のためです。
録る場所 車内の台車の真上の席。発車の瞬間から回します。
この音の実録は、収録しだいこの札に足します。録る場所は上のとおりです。
駅のスピーカーから発車の合図として流す短い旋律です。駅ごと、ホームごとに違い、同じ駅でも時間帯や行き先で変わることがあります。スピーカーの真下は音が近すぎて割れます。
録る場所 スピーカーから斜め下に 2〜3m 離れた、開けた側。
この音の実録は、収録しだいこの札に足します。録る場所は上のとおりです。
メロディの代わりに鳴るブザーやベルです。車掌が扉を閉める前の合図で、ホームの端にある車掌用のスイッチから流れます。鳴る長さは車掌の指の長さで、同じ駅でも毎回違います。
録る場所 ホームの端、車掌の立ち位置から 2m 離れて。
この音の実録は、収録しだいこの札に足します。録る場所は上のとおりです。
空気の力で扉を動かす音と、閉まる瞬間にゴムの当たる音です。形式によって空気音の長さと、プシューの高さが違います。閉まる直前の小さな予告音が付く車両もあります。
録る場所 扉から 1m。人の通らない扉を選びます。
この音の実録は、収録しだいこの札に足します。録る場所は上のとおりです。
ブレーキと扉を動かす空気を床下で圧縮する音と、車体を支える空気バネから空気が抜ける音です。停車中に不意に動くので、狙って録るより、回し続けて待つ音です。
録る場所 ホームで車両の床下に近い位置。停車中に。
この音の実録は、収録しだいこの札に足します。録る場所は上のとおりです。
運転士が鳴らす警報です。電気の笛と空気の笛があり、同じ列車でも場面で使い分けます。遠くで鳴ると山や建物の反射が入り、1 回の笛が長く聞こえます。
録る場所 沿線。踏切の近くは鳴る確率が上がります。
この音の実録は、収録しだいこの札に足します。録る場所は上のとおりです。
警報機の音です。昔は鐘を叩く音で、今は電子音が多く、2 つの高さの音が交互に鳴ります。列車が近づいても警報の音は変わりませんが、通過音が重なって 1 つの風景になります。
録る場所 遮断機から 3〜5m 離れた歩道。線路に背を向けない。
この音の実録は、収録しだいこの札に足します。録る場所は上のとおりです。
列車が近づき、目の前を抜け、遠ざかるまでの音です。近づくときと遠ざかるときで音の高さが変わります。ステレオの 2 本で録ると、右から左へ抜ける動きが残ります。1 本で録ると、この動きが消えます。
録る場所 ホームの先端か沿線。来る前から回しておきます。
車両が 50m 先から近づいて通り過ぎる実録です。通過の録り方は同じです。電車の通過音は収録しだい、この札に足します。
時速 200km を超える列車が空気を押す音と、架線をこする音です。在来線より高い音が多く、風圧の音が先に来ます。トンネルの出口では圧力の音が重なります。
録る場所 通過駅のホームの中ほど、黄色の線の内側。
この音の実録は、収録しだいこの札に足します。録る場所は上のとおりです。
道路の上を走るため、鉄のレールの音に街の音が混じります。曲がるときに車輪がきしむ音が出ます。信号で止まり、また動き出す音が、街の音と一緒に残ります。
録る場所 停留所か交差点の歩道。安全な距離から。
この音の実録は、収録しだいこの札に足します。録る場所は上のとおりです。
ディーゼルエンジンの音と、停留所ごとの自動放送、降車ボタンの音です。車内の後ろの席で録ると、エンジンと放送の両方が入ります。路線バスも、音鉄の対象です。
録る場所 車内の後ろの席。膝の上に置いて動かさない。
オーストラリアのケアンズの市バス。日本の路線バスの実録は収録しだい、この札に足します。
初心者がいちばん落ちる穴は、1 本(モノラル)で録ることです。スマートフォンの内蔵マイクも、狙いの 1 本も、同じ穴です。 音は近く聞こえますが、列車が右から左へ抜けていく動きが消えます。同じ実録を、A と B の片方だけ 1 本の形にしました。
音源はキュランダ鉄道(オーストラリア)の車内で録った走行音。Kuon のステレオマイク X-86S の実録です。片方は同じ音源から計算で 1 本の形にしたもので、録り直した音ではありません。 聴くところは、継ぎ目を越える音の左右の動きと、車内の広さ。ヘッドホンかイヤホンで聴いてください。
差が分からなかったなら、その差にお金を払う必要はありません。差が分かったなら、P-86S はその 2 本を 1 本の棒にまとめたマイクです。
録音の良し悪しは、立つ場所が 7 割です。残りの 3 割が機材です。同じ列車でも、ホームの端と中ほどでは別の音になります。 よくある失敗は 3 つ。スピーカーの真下で割れる。手で持って指の擦れる音が入る。通過の瞬間だけ録って、近づく音が無い。どれも機材のせいではありません。
AB 方式の答えは「幅」と「距離」の 2 つだけです。スライダーを動かすと、下の図と音が変わります。沿線で 10m と 30m の違いを、家で先に聴けます。
Kuon のステレオマイク X-86S で録ったキュランダ鉄道の走行音 1 本を、間隔と距離の分だけ計算で変えて聴かせる模型です。録り直した音ではありません。 聴くところは、間隔を広げたときの左右の広がりと中央の薄さ、線路から離れたときの周りの響きの増え方です。P-86S も同じ無指向性の AB 方式です。
間隔を広げるほど広がりは増えますが、中央が薄くなります。通過する列車の動きを 1 本で受けるなら、33cm 前後がいちばん崩れません。P-86S はその間隔を本体で固定しています。
P-86S はプラグインパワーのマイクです。3.5mm のステレオミニ入力でプラグインパワーが出る機材にだけ挿せます。XLR 端子と 48V ファンタム電源の機材には挿せません。先に端子を見てください。
迷ったら、まずはこの P-86S を対応推奨レコーダーとともにお試しください。レコーダーは 32bit フロートが録れる手のひらサイズの 8 機種から選べます。片手で持てて、すぐ回せます。
対応推奨レコーダーの一覧(8 機種)P-86S を足すだけです。内蔵マイクと外付けのステレオマイクでは、ホームで録ったときの奥行きと通過の動きが変わります。プラグインパワーの設定を入にして挿します。
P-86S と X-86S の違いP-86S は挿せません。ミニ XLR 版の X-86S(¥39,600・2 本 1 組)が合います。上の図鑑の鉄道とバスの実録は X-86S で録りました。X-86S の端子はミニ XLR です。48V ファンタム電源の XLR 機材に挿すには、電圧を変換するアダプターが 2 本分(2 個)要ります。形だけ変換するプラグでは壊れます。取扱説明書で確かめてから購入へ進んでください。
2 本の違いを見る今日中に録りたい人は、レコーダーの内蔵マイクで録ってください。立つ場所を外さなければ、記録としては残せます。
1 本で崩れないのは、駅と列車の音を空間ごと録る場面です。次の 3 つは、無指向性の AB 方式より合う録り方があります。どの場面にも Kuon の答えを用意しています。録音の困りごとは、場面を問わず朝比奈幸太郎が引き受けます。
路線・場所・録りたい音・お持ちの機材を書いてください。マイクの種類と本数、立つ場所、レコーダーの設定まで、朝比奈幸太郎がメールで答えます。
音鉄そのものは禁止行為ではありません。問題になるのは、いつも録り方のほうです。鉄道会社も音鉄という趣味の存在を前提に情報を出し、撮影と収録のマナーへの協力を呼びかけています。 つまり「やってはいけない趣味」ではなく、「守るべき線がある趣味」です。同じホームで機材を構えている人に会ったら、会釈だけで十分です。
車掌や駅員に「鳴らしてください」と頼むのは、業務中の人への業務外の要求です。鳴らなかった日は、鳴らなかった記録として持ち帰ります。
設備に触れる行為です。車両のスピーカーへの密着は車体に触れることになり、架線の近くでは感電の危険があります。P-86S は 2m 離れても十分に録れます。
自分が危ないだけでなく、乗務員の安全確認の妨げになります。その列車が録れなくても、次があります。
扉の正面のスピーカーは音がよく録れる場所で、同時に人が最も通る場所です。少し離れた別のスピーカーを探します。
構内を伸ばしたまま移動すると人にぶつかります。移動するときは畳みます。ホームでの自撮り棒を禁じている事業者もあるので、掲示を確かめます。
駅を管理しているのは駅員です。止めるように言われたら、理由を問わずにやめます。その一度の判断が、この趣味全体の評価を作ります。
写真は景色を残しますが、車内の放送、継ぎ目の音、駅ごとの発車メロディは残りません。膝の上に P-86S を挿したレコーダーを置くだけで、その日の旅が音で残ります。 船もバスも同じです。何年か経つと、音のほうが記憶を呼び起こします。
カメラの内蔵マイクは 1 本で、風に弱く、通過の瞬間に割れます。P-86S をレコーダーに挿してカメラの横に置けば、動画の音だけを別に録れます。 録ったあとは、付属の KUON DAR で動画と音の頭をそろえて書き出せます。撮り鉄も、音がいいにこしたことはありません。
KUON DAR を開くお客様都合による返品と交換はお受けできません。上の実録と試聴で音を確かめてから選んでください。
動作不良や破損は、到着から 7 日以内にご連絡ください。良品との交換か返金で対応します。
在庫があれば決済の確認から 1〜2 日で発送します。受注生産になる場合は製作が終わってからの発送です。国内の送料は無料です。
クレジットカード、Apple Pay、Google Pay。お一人様 3 点までです。
付属する道具
X-86S にも P-86S にも同じ 4 つ。単品で買うと合わせて ¥39,600 の道具です。購入確認メールのパスワードで開きます。月々の支払いはありません。
録れます。ただし内蔵マイクは通話向けに調整されているため、走行音のような低くて大きい音は割れるか痩せて聞こえ、1 本なので通過の動きが残りません。上の目隠しの試聴で、1 本と 2 本の違いを確かめてください。
音鉄そのものは禁止行為ではありません。問題になるのは録り方です。鉄道会社も音鉄という趣味の存在を前提に情報を出し、マナーへの協力を呼びかけています。上の 6 つを守れば、まず困りません。
入力の端子を見てください。3.5mm の丸い穴(ステレオミニ)でプラグインパワーが出る機種なら P-86S が挿せます。3 本ピンの XLR 端子で 48V ファンタム電源の機種なら、P-86S は挿せません。その機材には X-86S が合います。
通過と発車メロディは突然大きく鳴ります。普通の録音ではレベルを上げすぎた瞬間に割れて戻せません。32bit フロートのレコーダーは録音の側で割れを防ぎ、あとから音量を直せます。一度きりの通過には効きます。
風は屋外での最大の敵です。マイクに風防を付け、体で風上を塞ぐだけで結果が変わります。入ってしまった低い唸りは、付属の KUON DAR で録ったあとに下げられます。
P-86S は手のひらに収まる小型のレコーダーに挿す形です。一脚やスタンドを使わなくても構えられるので、ホームで大きく見えません。胸の高さで持ち、黄色の線の内側から出なければ、他の乗客の目に留まることはほとんどありません。
個人で楽しむ範囲なら無料で持ち帰れます。出典に Kuon R&D と書いてください。配信や販売など商用の利用は、相談フォームからお知らせください。
風の唸りや遠くの話し声を薄くする、音量をそろえる、形式を変えて書き出す。ここまでをブラウザの中で行えます。購入者には KUON DAR 3D をはじめ 4 つのアプリが付属します。
手のひらのレコーダーと、1 本のステレオマイク。立つ場所とマナーを決めたら、この 1 組から始めてください。
ミニ XLR 版 X-86S は ¥39,600。48V の XLR 機材には変換アダプターが要ります。 レコーダー選びは対応推奨レコーダーの一覧に。