目次
録音レベルが振り切れて音が割れた音源を、ブラウザで修復できます。
波形の平らになった箇所を自動で検出し、元の波形を推測して復元します。
効果は無料で確認でき、修復した箇所の数も表示されます。
どうやるのか
- /dar を開いてログインします
- 音源を読み込みます
- 修復を追加し、デクリップを選びます
- しきい値を自動のままにするか、手動で 0.9 から 1.0 の範囲で指定します
- 無料プレビューで原音と処理後を A/B で聴き比べます。
ここまで無料です - 適用と保存は Concerto です
何が起きているのか
録音時に想定を超える大きな音が入ると、波形の頭が平らに切り取られます。
これがクリッピングです。
デジタル録音では、表現できる上限を超えた信号がすべて同じ最大値に貼り付いてしまい、元の波形の情報は完全に失われます。
結果として、耳障りな歪みとして録音に残ります。
デクリップは、この平らになった波形の前後にある正常な曲線をもとに、失われた波形を推測して補間します。
切り取られる前の波形がどうだったかを、周囲の曲線の傾きや形状から計算して復元するわけです。
しきい値は、どのレベルからクリッピングと判定するかを決める値です。
自動のままにしておけば、システムが音源全体を分析して適切な値を選びます。
手動で指定する場合は 0.9 から 1.0 の範囲で調整します。
値を小さくすると、より広い範囲をクリッピングとみなして修復を試みます。
波形の状態を見ながら調整してください。
修復が完了すると、何箇所を修復したかが数値で表示されます。
耳だけでなく数字でも効果を確認できるので、安心して調整を進められます。
適用した修復は取り消すこともできます。
気をつけること
デクリップは、波形が平らに切り取られたクリッピングに特化した修復です。
サーッという定常的なノイズを消す機能ではありません。
ノイズ全般を減らしたい場合は、ノイズ除去の記事 を参照してください。
非対称クリッピングのように、波形の片側だけが潰れる現象もあります。
仕組みと対処法については こちらの記事 で詳しく解説しています。
効果の確認は無料で行えます。
原音と処理後を A/B で聴き比べ、修復した箇所数も確認できます。
適用してファイルとして保存するには Concerto が必要です。
どこまで戻るかの目安は 音割れ修復とノイズ除去について に書いています。



