空音開発Kuon R&D
録音技術 · 2026.02.11

LINEの通話録音方法|iPhone・Android・PC版と書き起こしまで

現代のコミュニケーションツールとして欠かせないLINE。 ビジネスシーンや個人間の重要な会話を記録しておきたいと考える方も多いでしょう。 しかし、LINEの通話を録音する方法は意外と知られていません。

目次

iPhone 単体では、LINE の通話を録音できません。
iOS が通話の音をほかのアプリに渡さないためです。
画面収録をしても、入るのは自分の声だけです。

では、どう残すか。
道は三つあります。
パソコンの LINE で通話して録る。
スマートフォンをスピーカーにして、別の機器で録る。
外付けの録音機を通話のそばに置く。

Android は、機種と OS の版によっては本体の機能で録れます。
この記事では iPhone・Android・パソコンのそれぞれの手順と、録音した通話を文字にする方法、録音してよい場面の線引きまでを順に書きました。

録音ソフトの選び方と具体的な手順、録音したあとの書き起こしまで、順を追って案内します。

ポッドキャストの出演、メモ代わりの通話記録、パワハラやセクハラの証拠を残す場面まで、LINE の通話を音声で残したいときの手引きです。

バレないボイスレコーダー10選|ペン型とパワハラ録音の選び方

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スマホでの録音方法

iPhoneでLINE通話を録音する方法はあるか

結論を先に書きます。
iPhone 単体で LINE 通話を録音する方法は、2026 年 9 月の時点でありません。
アプリの出来不出来ではなく、iOS の仕様です。

理由は二つあります。

  1. iOS 18 で入った通話録音の機能は、Apple 純正の「電話」アプリだけが対象です。
    LINE を含む他社製のアプリは対象外です。
  2. 画面収録を使っても、相手の声は記録されません。
    通話の音声は他のアプリ音とは別の経路を通っており、画面収録はその経路に触れられないためです。
    Apple 自身のサポートコミュニティにも、同じ相談が繰り返し投稿されています。

「録音アプリを入れれば録れる」と書いてある記事を見かけますが、iPhone では成立しません。
自分の声だけが入って、相手の声が無音になります。

では iPhone を使っている人はどうするか。
現実的な方法は三つです。

  1. パソコンの LINE で通話して、パソコン側で録音する この記事の PC 版の手順がそのまま使えます
  2. スピーカーにして、別の機器で録る(空気録音) iOS の更新で使えなくなることがありません
  3. 外付けの通話録音機を使う 機器の費用がかかります

このうち、いちばん確実で、音も良いのが 2 番の空気録音です。
OS の仕様変更に一切左右されません。
やり方はこのあとの節で説明します。

AndroidでLINEの通話を録音する方法

AndroidでLINE通話を録音するには、スクリーンレコード機能を使用します。

Android11以降の端末にはなりますが、簡単にレコーディング可能。

「アプリでの録音は、不安が残る」

OSのアップデート、アプリの仕様変更、通知による遮断…。

デジタル録音は、目に見えないリスクだらけです。

「大事なインタビューが録れていなかった」「推しの配信の音声が入っていなかった」という悲劇は、毎日どこかで起きています。

有力なバックアップ、それは「空気録音」

絶対に失敗したくないなら、答えは一つ。

「スピーカーから出た音を、マイクで直接録音する」
これこそが、古来よりプロが行ってきた有力な録音手法です。

「原始的すぎる?」いいえ、逆です。

「聞こえている音が、そのまま残る」という点において、これほど確実で高音質な方法はありません。

空音開発で開発したP-86Sで「その場の空気」ごと保存する

PCやスマホのスピーカーの前に、高感度なマイク(P-86S)を置いてみてください。

  • 圧倒的な臨場感:まるで相手が目の前にいるような距離感。
  • 失敗ゼロ:スピーカーから音が出ている限り、100%録音できます。
  • 思い出の保存:部屋の環境音も含めた、温かい「記憶」として残ります。

大切な通話を、ただのデータにするか、色褪せない「思い出」にするか。

令和の時代、たくさんの方がアナログ録音(物理)を選んでいます。

スピーカーから出た通話の音をマイクで録る、空気録音の配置

iPhoneはセキュリティーに対して非常に力を入れているため、内部音声としてiPhone本体で録音して残すことはできません。

こちらも引き続きアナログな方法にはなりますが、スピーカーモードにして外部のレコーダーなどで記録するのが最短となります。

外部のレコーダーなどは、冒頭でも紹介した記事でチェックしてみてくださいね。

バレないボイスレコーダー10選|ペン型とパワハラ録音の選び方

これらのレコーダーだけでも十分な音質で録音できますが、空音開発のクラフトマイクロフォンを使用すれば、さらに音質を追い込むことも可能です。

まだ、その音質で満足していますか?

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PC版でのLINE通話録音方法ステップバイステップ

必要なソフトウェアの紹介

ソフトウェア名価格プラットフォーム主な特徴利点注意点
OBS Studio無料Windows, Mac, Linux高機能な録画・配信、カスタマイズ性が高い無料でプロフェッショナルな録音が可能初期設定がやや複雑
Audacity無料Windows, Mac, Linux多機能な音声編集、プラグイン対応シンプルで使いやすい音声編集リアルタイム編集が難しい
Apowersoft フリーオンライン音声レコーダー無料/有料ブラウザインストール不要、クラウド保存手軽に録音開始、クラウドアクセスが便利インターネット接続が必須、無料版に制限あり
Apowersoft スタジオ有料Windows, Mac高品質な録音、編集機能が充実高品質な録音と多機能な編集が可能有料プランが必要
EaseUS 音声録音無料/有料Windows, Mac簡単な操作、リアルタイム録音直感的なインターフェース、初心者向け無料版には機能制限がある

PC版でのLINE通話録音を行うためには、以下のような録音ソフトウェアが必要です。

ここでは、特におすすめのソフトを3つ紹介します。

ただし、2026年時点では、空音開発(Kuon)が、録音機能をブラウザ完結でリリースしていますので、複雑な設定等なしに無料利用することができます。

以下はどうしてもKuonを使いたくない人のために・・・

  1. OBS Studio無料で高機能なオープンソースの録画・配信ソフト。
    音声の設定が細かく調整可能。
  2. Audacity無料の音声編集ソフト。
    シンプルなインターフェースで初心者にも扱いやすい。
  3. Apowersoft フリーオンライン音声レコーダーブラウザベースで動作する録音ツール。
    インストール不要で手軽に使用可能。

手順の詳細説明

ここでは、OBS Studioを使用した具体的な録音手順を説明します。

ステップ1: OBS Studioのダウンロードとインストール

  1. OBS Studioの公式サイトにアクセスし、最新バージョンをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させます。

ステップ2: LINEの設定

  1. PC版LINEを起動し、録音したい通話を開始します。
  2. 通話が始まったら、OBS Studioに切り替えます。

ステップ3: OBS Studioの設定

  1. OBS Studioを開き、「ソース」セクションで「+」をクリックし、「音声入力キャプチャ」を選択します。
  2. 新しいソースに名前を付け(例:LINE通話)、「OK」をクリックします。
  3. デバイスとして、使用しているマイクやスピーカーを選択し、「OK」をクリックします。

ステップ4: 録音の開始

  1. 設定が完了したら、OBS Studioの右下にある「録画開始」ボタンをクリックします。
  2. LINEでの通話が録音されます。
  3. 通話終了後、「録画停止」をクリックして録音を終了します。

ステップ5: 録音ファイルの確認

  1. デフォルトでは、録音ファイルは「ビデオ」フォルダ内の「OBS」フォルダに保存されます。
  2. 必要に応じて、ファイルを指定の場所に移動させてください。

録音の品質向上のコツ

高品質な録音を実現するためには、以下のポイントに注意しましょう。

  • マイクの品質を確認する: オーディオインターフェイスや外部マイクを使用することで、内蔵マイクよりもクリアな音声を録音できます。
  • ノイズキャンセル機能の活用: 録音ソフトや外部デバイスのノイズキャンセル機能を有効にすることで、背景雑音を減少させます。
  • 適切な音量設定: 録音前に音量レベルを調整し、音割れや小さすぎる音声を防ぎます。
  • 安定したインターネット接続: 通話中の音声品質はインターネット接続にも依存するため、安定した接続環境を整えましょう。

マイクのノイズを消す手順 音の種類で原因が決まります

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  • 録音した m4a や mp3 や wav をそのまま渡せます
  • 音楽と音響の用語に強く、固有名詞の取り違えが起きにくい設計です
  • 文字にしたあと、要点だけをまとめ直すこともできます

KUON LESSON RECORDER を開く

他の道具と比べたいときは、このあとの節も読んでください。

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ボイスレコーダーの文字起こし7つの方法|無料でできる手順

PythonとAzure Cognitive Servicesを使った書き起こし

Azure Cognitive Servicesは、マイクロソフトが提供するクラウドベースのAIサービスで、高精度な音声認識機能を備えています。

市販されているアプリでも採用されていることの多いAPIで、Pythonと組み合わせることで、自動化された書き起こしシステムを構築することが可能です。

必要な準備

書き起こしを行うためには、以下の準備が必要です。

  1. Azureアカウントの作成Azureの公式サイトにアクセスし、無料アカウントを作成します。
  2. Azure Cognitive Servicesの設定Azureポータルにログイン後、「Cognitive Services」を選択し、新しいリソースを作成します。
    音声サービスを選択し、リージョンや価格プランを設定します。
    作成後、APIキーとエンドポイントURLを取得します。
  3. Python環境の準備Pythonがインストールされていない場合は、Pythonの公式サイトから最新バージョンをダウンロードしてインストールします。
    必要なPythonパッケージをインストールします。
    以下のコマンドを使用してください。
Code
pip install azure-cognitiveservices-speech

Azureの音声認識APIを使用してLINE通話の録音ファイルを文字起こしするための基本的なPythonスクリプトを示します。

Code
import azure.cognitiveservices.speech as speechsdk

def transcribe_audio(audio_file_path, subscription_key, region):
    # 音声認識の設定
    speech_config = speechsdk.SpeechConfig(subscription=subscription_key, region=region)
    audio_input = speechsdk.AudioConfig(filename=audio_file_path)
    speech_recognizer = speechsdk.SpeechRecognizer(speech_config=speech_config, audio_config=audio_input)

    print("音声ファイルを認識中...")

    # 音声認識の実行
    result = speech_recognizer.recognize_once()

    # 結果の処理
    if result.reason == speechsdk.ResultReason.RecognizedSpeech:
        print("認識結果: {}".format(result.text))
        return result.text
    elif result.reason == speechsdk.ResultReason.NoMatch:
        print("認識結果がありませんでした。")
    elif result.reason == speechsdk.ResultReason.Canceled:
        cancellation_details = result.cancellation_details
        print("認識がキャンセルされました。")
        print("理由: {}".format(cancellation_details.reason))
        if cancellation_details.reason == speechsdk.CancellationReason.Error:
            print("エラー詳細: {}".format(cancellation_details.error_details))

    return None

if __name__ == "__main__":
    # AzureのAPIキーとリージョンを設定
    SUBSCRIPTION_KEY = "あなたのAzureサブスクリプションキー"
    REGION = "あなたのAzureリージョン"  # 例: "japaneast"

    # 書き起こししたい音声ファイルのパス
    AUDIO_FILE = "path/to/your/line_call_recording.wav"

    # 書き起こしの実行
    transcription = transcribe_audio(AUDIO_FILE, SUBSCRIPTION_KEY, REGION)

    if transcription:
        # 書き起こし結果をファイルに保存
        with open("transcription.txt", "w", encoding="utf-8") as f:
            f.write(transcription)
        print("書き起こし結果がtranscription.txtに保存されました。")

スクリプトの詳細説明

  1. Azure Cognitive Servicesの設定subscription_keyとregionを使用して、Azureの音声認識サービスにアクセスします。
  2. 音声ファイルの入力audio_file_pathで指定された音声ファイル(例: WAV形式)を入力として認識します。
  3. 音声認識の実行recognize_once()メソッドを使用して、音声ファイルを一度だけ認識します。
    認識結果はresult.textに格納されます。
  4. 結果の保存認識されたテキストをtranscription.txtファイルに保存します。

書き起こし精度の向上

Azure Cognitive Servicesを使用することで、以下の点で高精度な書き起こしが可能です。

  • カスタム音声モデル: 特定の用語や専門用語に対応するために、カスタム音声モデルを作成できます。
  • ノイズキャンセリング: 背景ノイズを低減する機能があり、クリアな音声認識が可能です。
  • 多言語対応: 日本語を含む多数の言語に対応しており、異なる言語の会話も正確に認識します。

実践的な応用例

以下に、録音ファイルを自動的に書き起こすためのフルワークフローの例を示します。

  1. 録音ファイルの準備LINE通話を録音し、WAV形式などの対応フォーマットで保存します。
  2. Pythonスクリプトの実行上記のPythonスクリプトを実行し、録音ファイルを指定します。
    スクリプトが音声を解析し、テキスト化します。
  3. 書き起こし結果の確認transcription.txtファイルに保存されたテキストを確認し、必要に応じて修正します。

コードのカスタマイズ

必要に応じて、以下のようにスクリプトをカスタマイズすることができます。

  • バッチ処理: 複数の音声ファイルを一度に処理するようにスクリプトを拡張します。
  • エラーハンドリングの強化: より詳細なエラーメッセージや再試行ロジックを追加します。
  • 結果のフォーマット: 書き起こし結果をCSVやJSON形式で保存し、データ分析に活用します。

自動書き起こしツールとの比較

Google Speech-to-Textなどの他の自動書き起こしツールと比較すると、Azure Cognitive Servicesは以下の点で優れています。

  • 高精度: 特に日本語の認識精度が高く、ビジネス用途に適しています。
  • カスタマイズ性: カスタム音声モデルの作成が可能で、特定の用語や専門用語に対応できます。
  • セキュリティ: データのプライバシー保護が強化されており、企業利用に安心です。

LINE通話を録音する際の法的および倫理的な注意点

LINE通話の録音は技術的に可能ですが、法的な規制や倫理的な配慮が必要です。

以下に、法的および倫理的な観点からの主な注意点をまとめます。

法的な注意点

  1. 自分が関与する通話の録音は合法日本の法律では、自分が参加している通話を録音する行為自体は違法ではありません。
    会話の一方が録音を認識している場合、盗聴には該当しません。
  2. 無断録音のリスク録音データを無断で第三者に提供したり公開したりする行為は、プライバシー権や名誉毀損に関わる問題となり、法的責任を問われる可能性があります。
    録音を行う際は、必ず相手方の同意を得ることが重要です。
  3. ビジネスでの録音企業が顧客との通話を録音する場合、以下の対応が推奨されます:事前通知: 「この通話は品質向上のため録音しております。」と事前に通知する。
    ホームページへの明記: 録音の目的や利用範囲を公式ウェブサイトに記載する。
  4. 地域や国による規制の違い日本では一方の同意で録音が可能ですが、他国では全員の同意が必要な場合もあります。
    LINEは国際的に利用されるアプリであるため、通話相手が海外にいる場合は、その国の法規制も確認する必要があります。

倫理的な注意点

  1. 信頼関係の維持無断で録音すると、相手に不信感を与えたり、関係性が悪化したりする可能性があります。
    録音を必要とする場合は、事前に相手の許可を得ることが最善です。
  2. 録音理由の正当性録音が必要な理由が正当であることを確認しましょう。
    例えば、業務の効率化やトラブル回避のためなど、合理的な理由があれば、相手に理解を求めやすくなります。
  3. 録音の方法と配慮録音中であることを告げる際も、相手が不快に感じる可能性があるため、以下の点に配慮が必要です:相手の同意: 相手が録音に同意していない場合は録音を控える。
    理由の説明: 録音が必要である理由をわかりやすく説明する。

データの取り扱い

  1. 目的外使用の禁止録音データは、当初の目的以外に使用しないようにしましょう。
    録音内容を無断で第三者に提供することは避けるべきです。
  2. 適切な保存録音データは必要以上に保存せず、適切な方法で破棄することが重要です。
    不要になった録音データは速やかに削除しましょう。
  3. 漏洩防止録音データが第三者に漏洩しないよう、セキュリティ対策を徹底します。
    パスワード保護や暗号化などの方法を活用して、データの安全性を確保しましょう。

通話の音を良くしたいときは

LINE通話の音質は、回線よりもマイクで決まる部分が大きいです。
パソコン内蔵のマイクから外付けのUSBマイクに替えると、相手に届く声がはっきりします。
選び方は次の記事にまとめています。

USBマイクの選び方と用途別のおすすめ

iPhone で LINE 通話を録音できますか

iPhone 単体ではできません。iOS 18 で入った通話録音は Apple 純正の「電話」アプリ専用で、LINE は対象外です。画面収録でも相手の声は入りません。パソコンの LINE で通話して録る、スピーカーにして別の機器で録る、外付けの録音機を使う、のいずれかになります。

画面収録で LINE 通話の音は録れますか

自分の声しか入りません。通話の音声は他のアプリ音とは別の経路を通っていて、画面収録はその経路の音を取得できないためです。Android では機種と OS の版によって録れる場合があります。

LINE 通話を録音するのは違法ですか

自分が参加している通話を録音すること自体は、日本では違法ではありません。問題になるのは、その後の使い方です。録音を第三者に渡す、公開する、脅しに使う、といった行為は別の法律に触れます。詳しくは記事後半の法的な注意の節にまとめました。

録音した通話を文字にできますか

できます。録音したファイルを文字起こしの道具に通します。この記事では手順を後半にまとめています。

いちばん確実に録る方法はどれですか

スピーカーから出た音をマイクで録る、空気録音です。OS の更新にも、アプリの仕様変更にも左右されません。録る側の設定だけで結果が決まります。

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